群青色の記憶

交差点 帰り道 昔住んでた家
ゴミ箱の中には新品のスニーカー

炎天下 坂道 誰かの三輪車
向かいのホームには通り過ぎた電車

狭い部屋 二人で居たような
違和感を覚え始めたのは何時で
来ないよね 嗚呼一人で又僕は今日を過ごす
明日もまた

世界は僕を切り離して
問いかける現実に目を背けて
耳を塞いで閉じこもったって
出来ない事は増えていくんでしょ

あくまでも不確かで香る煙草の匂い
隅っこの方に失くしたものがあった

この間した約束も蘇るように
又鮮明に映る鏡に疑問を抱き
僕は何をしている?
何処で何をしている?

世界は僕を置いていこうとする
彩りを付けて僕に見せる
急いで走って追いかけたんだ
群青色した空が泳ぐ

無数に広がる記憶の束
それを僕らは千切ろうとしてる
世界は僕らに目を向けて立ち止まってみる

世界は僕を置いていこうとして
追いかけていたのは君の方で
雨は止んでいてとても綺麗だった
明日はこの場所で待っているから
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