星と半分の月

最終電車 湿ったつり革
くたびれた 体 預ける
今日は何時間 寝られるかな
憂鬱な朝はすぐやってくる

ぶら下がる旅行会社の広告
「あなただけのバカンスをどうぞ」
日常の問題は山積みで
逃避行なんて夢のまた夢

Ah 改札抜けた公園
ギター掻き鳴らす
Ah 少年の歌 なんか染みたんだ

見上げた夜空やけに輝く星
ふいに一人つぶやいてた
たとえどんな風に吹かれたって
ここで生きて生きてやるよ

期待されないことに慣れていた
コンビニの袋がやけに重い
自分らしくなんて笑っちゃうね
結局自分が自分に期待してない

Ah 外灯が映した
冴えないシルエット
Ah 足音だけが耳に響いてた

見上げた夜空 半分だけの月
まだやれるって伝えていた
いつか辿り着く場所に立って
こんな生き様見せてやる

どん底だっていいさ
あとは昇るだけだ
その胸を張れよ
もう嘘はつくなよ
心の声を聴けよ

見上げた夜空やけに輝く星
ふいに一人つぶやいてた
たとえどんな風に吹かれたって
ここで生きてやる

見上げた夜空 半分だけの月
まだやれるって伝えていた
いつか辿り着く場所に立って
こんな生き様見せてやる
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