手と手

まんねりした日々の中 もう飽きたなとか呟いた
グレーに曇った目のままじゃ 星空も濁ってて見えないや
目まぐるしい日が続けば もう無理だなとかテンパって
天気雨のような性格で 嫌なことからすぐに目をそらした

地獄にいるみたいに憂鬱でも
消えたくないなって思う瞬間を探してる

きっと手と手重ねて合わせて
息を吸って吸って吸って吐いて
それがいいんだよ それでいいんだよ
僕なんて 僕なんて って思わないように
結んで繋いでった 点と点

もうしんどいって嘆いたら 雨雲は土砂降りに変わって
気付けば稲妻も鳴り出して そのくせ独りが怖かった
こんな自分でしかないなら いなくなったほうがマシだって
考えてもしょうがないこと 一体何回思っただろう

そのうちいつか晴れたら
星くずだっていつもよりきれいに見えるかな

君と手と手重ねて合わせて
息を吸って吸って吸って吐いて
ここにいるよ ここにいたいよいつだって
いつだって 気付かせてくれた
結んで 繋がった 点と点

生まれて来れて良かっただなんて
大袈裟だけど本気で思ってるんだ
もし同じ気持ちでいてくれてるなら
残った人生の全部 君にあげるよ

君と手と手重ねて合わせて
息を吸って吸って吸って吐いて
ここにいるよ ここにいたいよ
結んだ 点と点 線になったよ ほら見えたよ
君と目と目そらさず合わせて
息を吸って吸って吸って吐いて
生きていくよ 生きていきたいよ
どうしたって どうしたって 必要なんだ
二つ重なった 手と手
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