エンドロール

恥ずかしげもなくクサイ台詞を言う
そんな君に最初は様子がどうかしてると思っていた
洗脳されたように逃がしてくれないの
抱いて抱いて抱いて抱いて舞って離れていく

髪の香り 二つ寄り添った星の光
わがままな仕草が 私の心を盗んでゆくの

頼りない君の手を ぎゅっと握りしめた日から
いついつまでも光って見えた 景色はきっと 嘘じゃない
誰かがいつか言ってた「幸せの法則」なんて知らない
泥だらけでも歩いてく 二人だけのストーリー

そう ハッピーエンドが全てじゃないって言うけど
バッドエンドなんて真っさらごめんよ くだらない話
そんな風にアレコレタラレバ言う私もきっと
不安 不穏 不快 懸念 憂 乱れ狂う

過去をなぞる言い訳を残して 消える思い
君に触れて涙した夜 いつか忘れて

手探りで築いてく 物語のエンドロール
いついつまでも光って見えた 景色はきっと変わらない
鳴り止まないテープ音 擦り切れるほどに回してく
終わりの見えない扉を 重ねた手で開くよ

雑なシナリオの上で 描かれていくドラマ
無関心な君からもらった愛のワンシーン

頼りない君の手を ぎゅっと握りしめた日から
いついつまでも光って見えた 景色はきっと 嘘じゃない
いつかは「さよなら」と 誰もが知る奇跡を忘れない
開いた扉の先にある 光が差した場所へ
泥だらけでも歩いてく 二人だけのストーリー
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