星巡讃歌

草木は枯れて生きとし生けるものは影を潜め、
まるで世界が終わった後のような酷いありさまだった。
La La La La La…

鈍色した雲が覆い被さり荒廃した街の中には、
ただ冷たく暗い “無” が広がっている。

人は争うことでしか解りあえずに、星はまた周り続けてゆくだろう。
願いをかけ鳴らした鐘の音は、聖なる戦いにさえ名前を付けた。

曇天の空から降り注いでる雲の隙間 僅かな光、
薄明光線は “希望” にさえ見えた。

人は争うことでしか解りあえずに、星はまた周り続けてゆくだろう。
祈りを込め鳴らした鐘の音が、海を越えていつの日か届きますように。

争うことで報われる憎しみがあるならば、
争うことで生まれてくる育まれる愛もあるはずなのだから。
La La La La La… 鐘の音がいま響き渡る

涙を代価にして選んだ道は、まだ見ぬ未来へ続いてゆくだろう。
空から聴こえる星たちの歌。
もし今日、世界が終わるとしても祈り続けてる。

巡りゆく歴史の中でただ争いを繰り返して、
悲しみが宿るだけの暗闇の中にいつか光が射すように。
希望という名の鐘を鳴らそう。

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