風のソルフェ

未来の僕は その瞳に
どんな景色が 見えていますか?
今よりも少し前に進んでいるのかな

正しい答えはまだ 見つからないけれど
いくつも出会い重ね
一人じゃないと 気付いたから

大空に滲む飛行機雲のように 頼りない僕らは
吹き抜ける風と時間に背中を押され 歩いて行ける
この手の中に無数の可能性
迷いも涙も 強さにして

あの日の君の 言葉がまだ
頭の中を 巡っている
誰より近くで いつも信じてくれたよね

自分の無力さに 嘆く夜にも陽は昇るから

朝焼けに染まる金木犀のように 揺蕩う僕らは
不器用な指で明日を手繰り寄せる 戸惑いながら

今日という日が やがて過去になった時に
後悔はしないように
間違ってもいいよ その先に何かがあるのなら

雲の切れ間から 光が溢れて 顔を上げれば変わり始める

大空を駆ける飛行機雲のように 揺るぎない僕らは
吹き抜ける風と時間に背中を押され 何処へでも行ける
この手の中に無数の可能性
迷いも涙も 強さにして
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