さくらみち

愛した人を思い出した 色付く景色は桜色
あなたがいないその隣に まだ冷たい風吹き抜けた
麗しき花 ひらりと落ちた 花びら一つ そっと拾い上げた
さくら さくら

なぜこんなにこんなに思い出す あなたの香りさえ蘇る
今どんなにどんなに願っても 儚く落ちた花のように
さくら

このままずっと歩きたいと  指先握った桜道
薄紅の記憶の中  はしゃぐ声がふとこだまする
憂いを帯びた 心の花は 枯れることなく そっとしまったまま
さくら

冬を越えて 春はやがて 2人のあの日を舞い戻して
吹きすさぶ風に 桜舞って 暮れゆく空にあなた探す
時はやがて また巡って 寄り添う姿が咲き返して
ときめきの果てに ひとり叫ぶ 愛しい人よただ愛しい

なぜこんなにこんなに思い出す あなたの柔らかいぬくもりを
今どんなにどんなに願っても 儚く落ちた花のように
さくら
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