野菊は哀し僕の花

赤い夕日に あの娘の頬が
キラリ光った 野菊の小径
離れ離れに 暮しても
忘れないでと 言ったっけ
忘れはしないよ 二人の誓い
僕は今でも 野菊が好きさ

丘の校舎も ヒマラヤ杉も
みんな昔と 変っちゃいない
白い野菊よ 僕の花
僕を残して 何故散った
忘れはしないよ あのほほ笑みを
僕は今でも 野菊が好きさ

君の為にと 海辺のお墓
一人手向ける 野菊は哀し
僕の帰りを もう少し
君に待ってて 欲しかった
忘れはしないよ 忘れるものか
僕は今でも 野菊が好きさ
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