水面の果て

幾つの夢を捨てて、僕たちは辿り着いたんだろう
ここが旅の最果て、名付けようもない夢の墓場
ねぇ

僕が僕でいることさえも、そんな風に割り切れたなら
わずかな時も無駄にできてしまう僕を許しておくれよ

埋立地は広がる
無尽蔵に吐いた嘘と夢の数に比例して
埋もれていく、戻れなくなる

僕ら夢を見ては捨ててを繰り返し夢のクズだらけ
今となっては失くしたものばかり
僕が僕でいる意味さえも見失ってしまいそうだよ
次から次へ僕を捨ててしまう僕を許しておくれよ

水面の成れ果て
次はどこへ行こう

僕が僕でしかないように、君も君でしかないはずさ
だから僕らはこの場所で息をする
空は高く海は続いて、地平線はまだそびえてる
わずかな罪で君を捨ててしまう君を許してしまえよ

許してもいいんだよ
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