月の恋人たち

君の手をたずさえて
時計を気にしては
はやる気持ち そっとなだめて
先を急ぐ

あか抜けない昨日から
旅立ちの手招き
今夜仕様の君に見惚れて
つまづく僕さ

高そうに着飾ることも
勝ち気に見栄張ることも
何もかも余計なのさ
君の素直な思いひとつで

この歌が僕達の
夢を照らせば ほら
バラ色のきらめきが
夜空に咲いた

ひしめき合うフロアーを
ふたりで抜け出して
人気の無い街の路地裏
輝く月

ここでしか言わないよ
邪魔者もいないし
この目を見て 僕のこころは
君が盗んだ

誰かを責め立てるのも
はた迷惑なプライドも
何もかも余計なのさ
君の素直な笑顔こぼれて

この歌が明日への
夢を語れば ほら
目を覚ます 星たちが
夜空に跳ねた

虹のキャンドル 部屋に灯そう
僕と夜が明けるまで さあ踊ろう

この歌が僕達の
夢を照らせば ほら
バラ色のきらめきが
夜空に咲いた

この歌が明日への
夢を語れば ほら
目を覚ます 星たちが
夜空に跳ねた
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