じょんがら男節

一の糸から あてる撥(ばち)
唄が唸って 跳ねてとぶ
賭けた人生 炎(も)える夢
音がころがる 風になる
津軽生まれが 血豆(まめ)をつぶしてョ
叩く 叩く これがじょんがらだ
じょんがらだ

泣きの二の糸 泣かせれば
他人(ひと)の出せない 音色(いろ)になる
恋を忘れた 若い衆の
汗と涙に とける雪
津軽じょっぱり 意地をかついでョ
きざむ きざむ これがじょんがらだ
じょんがらだ

三の糸から さぐる撥
男ひと節 出世節
背負(しょ)った苦労の 錦花
それが修行さ 若木山
津軽生まれが 足を踏んばりョ
叫ぶ 叫ぶ これがじょんがらだ
じょんがらだ
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