やじろべえ

君の指でさえ気になり始めれば
色を塗りたくるよりは裸でいて

答え出したがる癖に嫌気がさす
持ち続けるのが嫌なら落としていけ

一度や二度ならばと負け惜しみは言うけれど
今出づる事は明日も明後日もこのまま
僕とともにあるものだろうけれど

「僕には取り柄がないのだ」と言える事が取り柄かもよと
今君が笑い呟くヘタクソな言葉を
いつまで聞いていけるのだろうかなって

履き違えるほど急いでる時でも
ぶつける言葉にもっと気をのせてよ

人目につくとこばかりひたすらに精を出す
洗い流されちゃほらね 細いものさ

一度や二度ならばと負け惜しみは言うけれど
今出づる事は明日も明後日もこのまま
僕と共にあるものだろうけれど

忘れたい事など全部食べ尽くしてしまえばいいよと
今君が笑い呟くヘタクソな言葉を
いつまで聞いてゆけるのだろうかなって

良くも悪くも裏も表にも二つに一つ選ぶのは
本当のところやじろべえだね
適当を掴んだもん勝ちだから

一度や二度ならばと負け惜しみは言うけれど
今出づる事は明日も明後日もこのまま
僕とともにあるものだろうけれど

「僕には取り柄がないのだ」と言える事が取り柄かもよと
今君が笑い呟くヘタクソな言葉を
いつまで聞いていけるのだろうかなって
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