あねもね

妹よお前が泣いて帰った あの夜の事をおぼえているよ
あれだけほれて ほれぬいていた あいつにふられて
遠くからしか 見守れないけど
たまには兄きのオレにも兄きらしい事させてくれよ

お前が お前が あいつのことどれだけ好きだったか
勇気が出せないお前が どんな努力をしてきたか
オレは知ってる

妹よお前が自分の部屋に入るまで涙こらえたことを
ベッドの中でまくらかみしめ声をころし泣いたことも
人は誰でも愛を知るたび愛にキズつき
またさまよう オレだってわかってるよ

お前が お前が あいつのことどれだけ好きだったか
勇気が出せないお前が どんな努力をしてきたか
オレは知ってる

お前が お前が きょねんまで弟だったこと
勇気を出して すべてをかえてしまったこと
オレは知ってる だからがんばれ きょねんまで姉だった
兄貴より
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