ねこと笑うノスタルジア

手にとって 途切れた
ひつじ雲 ふわりゆらり
雨になって 風になって
ただ傍で 笑ってたいのに

架空の命が 木霊す
夢のような 淡い青(そら)
猫と笑う ノスタルジア
咲き誇るのは フリージア

僕だって 誰だって
時のなか 理を想う
大人になって 会えなくなって
残された 現が実る

枯れた命が 木霊す
夢のような 深い緑(もり)
猫と笑う ノスタルジア
咲き誇るのは フリージア

無数の命が 産まれた
記憶にあるのは 幻
始まってすぐの 僕らに
真実を知るすべはない
×