グラス

揺れるロウソクの灯
ラムの香りが 夜に溶けていく
しゃがれた声色に
抱かれただけで ああ堕ちていく

薄ら映し出す顔立ち
そらした視線の先 ばかりを追って
今何を思ってるの?
置いたグラスに写る 淡い真実

今度はいつ?とか言えないよ

待ち人が 居たんだって
耳を塞いだ ああ つくり笑う
せめてもの 素敵なウソで
包んで欲しいだけ ああ淡く

危険な匂いに惹かれる性格
こんなワタシにいつ誰がした
早く大人になりたかったの
置き忘れた時に懺悔を

暗い部屋 トビラが開く
わたしは寝たフリをしてる
下手な芝居 素敵なウソを
壊したくない

待ち人が 居たんだって
最初から ああ 分かってた恋
せめてもの 素敵なウソで
包んで欲しいだけ ああ淡く
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