上州路

雷響いて 稲妻が走り
ふいの雨打つ 上州路
一生そばで 守るよと
誓ったあなたは 遠いひと
今も聴こえる あの日の声が
あの節が

~ハァー
上州名物 かかあ殿下
本当は 働き女房の言われ
嫁にすんなら 上州女さ
おおいさね

赤城榛名の おろし風哭(な)いて
砂がぶつかる 上州路
何年経っても 忘れない
届かぬ涙を 山に向け
いつかあなたと 歩いた路(みち)を
ひとり行く
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