しあわせ酒かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ 心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ 心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ |
酒は男の子守唄口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄 惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄 じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄 | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | 口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄 惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄 じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄 |
酒なさけあなたが教えた この酒が あなたを忘れる 邪魔をする 消せない面影 あの声が 酔うたび未練の… 酒なさけ この髪この指 好きだよと 私を泣かせた 憎いひと 淋しいこころの 傷あとに お酒のにがさが 沁みてくる あきらめきれない 人だから せめて夢でも 逢いに来て おんなの倖せ この胸に 今夜はしみじみ… 酒なさけ | 中村美律子 | 仁井谷俊也 | 叶弦大 | | あなたが教えた この酒が あなたを忘れる 邪魔をする 消せない面影 あの声が 酔うたび未練の… 酒なさけ この髪この指 好きだよと 私を泣かせた 憎いひと 淋しいこころの 傷あとに お酒のにがさが 沁みてくる あきらめきれない 人だから せめて夢でも 逢いに来て おんなの倖せ この胸に 今夜はしみじみ… 酒なさけ |
酒場ひとり叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | | 叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り |
酒場ひとり(セリフ入り)叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り 人は誰かを好きになり そして別れに泣くのですね 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り 会うのも運命(さだめ) 別れも 運命(さだめ) どんなに愛していても 雨よ降る雨の濡れた糸では結べない 恋は恋は悲しいものですね 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 池多孝春 | 叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り 人は誰かを好きになり そして別れに泣くのですね 拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り 会うのも運命(さだめ) 別れも 運命(さだめ) どんなに愛していても 雨よ降る雨の濡れた糸では結べない 恋は恋は悲しいものですね 過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り |
この世は女で廻るのよこの世は女で 廻るのよ 女は男に 磨(みが)かれて 綺麗(きれい)になるのよ 艶(つや)がでる 惚れたら心底(しんそこ) 尽くし抜き 可愛(かわい)がられる 花になれ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ この世は女で 廻るのよ 恋した男は 数知(かずし)れず 涙が女の 翳(かげ)になる 憂愁(うれ)いを含んだ 眼差(まなざ)しが 妙(みょう)に男を またそそる この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ この世は女で 廻るのよ 女の色気は 顔じゃない 羞(は)じらう物腰 その仕草(しぐさ) ほつれ髪(げ)クルリと 指に巻きゃ 花に集(あつ)まる 蝶の群(む)れ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ | 中村美律子 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 伊戸のりお | この世は女で 廻るのよ 女は男に 磨(みが)かれて 綺麗(きれい)になるのよ 艶(つや)がでる 惚れたら心底(しんそこ) 尽くし抜き 可愛(かわい)がられる 花になれ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ この世は女で 廻るのよ 恋した男は 数知(かずし)れず 涙が女の 翳(かげ)になる 憂愁(うれ)いを含んだ 眼差(まなざ)しが 妙(みょう)に男を またそそる この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ この世は女で 廻るのよ 女の色気は 顔じゃない 羞(は)じらう物腰 その仕草(しぐさ) ほつれ髪(げ)クルリと 指に巻きゃ 花に集(あつ)まる 蝶の群(む)れ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ |
恋の大和路~梅川・忠兵衛「冥途の飛脚」生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます 寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く 水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ | 中村美律子 | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます 寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く 水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ |
恋の肥後つばきネオンの巷に やさしく咲いた かれんな花を 冷たく濡らす 雨にふるえて命のかぎり 朱くもえてる肥後つばき あぁむらさきの新市街 涙の運命に せつなく痛む 小さい胸を 抱かれるように 風にふるえて からんで咲いた くれない色の肥後つばき あぁむらさきの新市街 はかない浮世に 溜息ついて 静かに消えた ネオンの陰に 一人ふるえて もだえた夜の 露が散らした肥後つばき あぁむらさきの新市街 | 中村美律子 | ながたよしお | 富田梓仁 | | ネオンの巷に やさしく咲いた かれんな花を 冷たく濡らす 雨にふるえて命のかぎり 朱くもえてる肥後つばき あぁむらさきの新市街 涙の運命に せつなく痛む 小さい胸を 抱かれるように 風にふるえて からんで咲いた くれない色の肥後つばき あぁむらさきの新市街 はかない浮世に 溜息ついて 静かに消えた ネオンの陰に 一人ふるえて もだえた夜の 露が散らした肥後つばき あぁむらさきの新市街 |
恋亭主かなわぬ あんたの夢ならば わたしがいっしょに 見てあげる がんこ 不器用 はにかみ屋 そこに惚れてる 恋亭主 自分にゃ いつでも厳(きび)しくて 他人(ひと)にはやさしい 眼(め)を向ける 無口 無欲の お人好し そこに惚れてる 恋亭主 雨風 嵐が吹こうとも あんたとおんなじ道を行く 淋(さび)しがりやの 意地っぱり そこに惚れてる 恋亭主 | 中村美律子 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 南郷達也 | かなわぬ あんたの夢ならば わたしがいっしょに 見てあげる がんこ 不器用 はにかみ屋 そこに惚れてる 恋亭主 自分にゃ いつでも厳(きび)しくて 他人(ひと)にはやさしい 眼(め)を向ける 無口 無欲の お人好し そこに惚れてる 恋亭主 雨風 嵐が吹こうとも あんたとおんなじ道を行く 淋(さび)しがりやの 意地っぱり そこに惚れてる 恋亭主 |
恋瀬川雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 | 中村美律子 | 松井由利夫 | 叶弦大 | | 雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川 |
くれない漁歌命 ふたつ なんで引き裂いた 契り 結んだ 仲なのに 北の荒海 あんたをヨー さらったからとて なにが変わろ 風よ 逆巻け 黒髪よ 燃えて 底曳き網となれ アイヤー アイヤー アイヤー おまえ それで 漁師の女房かと いつもからかう 男だった 北の荒海 あたしにゃヨー 稼げる漁場が 今じゃ似合い 女盛りが 波の華 姐ゴと呼ばれて コップ酒 アイヤー アイヤー アイヤー たったひとりの 忘れ形見はさ 寝顔そのまま 生き写し 北の荒海 あの子がヨー あたしの命さ 命綱さ 時化で濡れてる この 夢であんたが 抱きに来る アイヤー アイヤー アイヤー | 中村美律子 | 島崎広子 | 富田梓仁 | | 命 ふたつ なんで引き裂いた 契り 結んだ 仲なのに 北の荒海 あんたをヨー さらったからとて なにが変わろ 風よ 逆巻け 黒髪よ 燃えて 底曳き網となれ アイヤー アイヤー アイヤー おまえ それで 漁師の女房かと いつもからかう 男だった 北の荒海 あたしにゃヨー 稼げる漁場が 今じゃ似合い 女盛りが 波の華 姐ゴと呼ばれて コップ酒 アイヤー アイヤー アイヤー たったひとりの 忘れ形見はさ 寝顔そのまま 生き写し 北の荒海 あの子がヨー あたしの命さ 命綱さ 時化で濡れてる この 夢であんたが 抱きに来る アイヤー アイヤー アイヤー |
暮坂峠この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠 たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 | 中村美律子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠 たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 |
倉敷川遠歌水にこぼれる 柳の落葉 恋の運命(さだめ)に 似たいのち いまじゃあなたの 心も遠く 秋が泣かせる 倉敷川の アァ橋に思い出 残るだけ 恋の月日を 重ねてみても 人は別れる 時がくる 繋(つな)ぐすべない 情けの小舟 いのち燃やした 倉敷川の アァ古い白壁 眼にしみる 生れ変って この次の世は 添ってあなたと 生きたいの 蔵のふる里 もう冬支度 涙しぐれる 倉敷川の アァ水に逢いたい 影を追う | 中村美律子 | 石本美由起 | 弦哲也 | 南郷達也 | 水にこぼれる 柳の落葉 恋の運命(さだめ)に 似たいのち いまじゃあなたの 心も遠く 秋が泣かせる 倉敷川の アァ橋に思い出 残るだけ 恋の月日を 重ねてみても 人は別れる 時がくる 繋(つな)ぐすべない 情けの小舟 いのち燃やした 倉敷川の アァ古い白壁 眼にしみる 生れ変って この次の世は 添ってあなたと 生きたいの 蔵のふる里 もう冬支度 涙しぐれる 倉敷川の アァ水に逢いたい 影を追う |
空港ラプソディーふりそそぐ 光の花は ラベンダーの香り 胸がはずむ はずむ いのちときめく あなたとわたし 肩をよせあい 指をからませ くぐるゲート 今日からはじまる ふたりの旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート かぎりなく ひろがる空は 青春の気流 こころ揺れて 揺れて 涙ぐませる あなたとわたし 熱い紅茶に レモンひときれ 愛をこめて 明日へフライト 未来に旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート 今日からはじまる あらたな旅立ち やさしく そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート | 中村美律子 | 松井由利夫 | 富田梓仁 | | ふりそそぐ 光の花は ラベンダーの香り 胸がはずむ はずむ いのちときめく あなたとわたし 肩をよせあい 指をからませ くぐるゲート 今日からはじまる ふたりの旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート かぎりなく ひろがる空は 青春の気流 こころ揺れて 揺れて 涙ぐませる あなたとわたし 熱い紅茶に レモンひときれ 愛をこめて 明日へフライト 未来に旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート 今日からはじまる あらたな旅立ち やさしく そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート |
銀の雨名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨 人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨 使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨 | 中村美律子 | 坂口照幸 | 弦哲也 | 伊戸のりお | 名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨 人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨 使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨 |
京都二寧坂春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂 肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂 何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂 | 中村美律子 | 松井由利夫 | 叶弦大 | 南郷達也 | 春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂 肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂 何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂 |
河内酒毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん 好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ 煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん 好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ 煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし |
河内おんな太鼓ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき | 中村美律子 | 石本美由起 | 岡千秋 | | ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき |
河内おとこ節河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし 一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし 馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし | 中村美律子 | 石本美由紀 | 岡千秋 | | 河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし 一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし 馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし |
釜ヶ崎人情立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき) 身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 | 中村美律子 | もず唱平 | 三山敏 | 南郷達也 | 立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき) 身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎 |
かぼちゃの花きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に 誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ | 中村美律子 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 南郷達也 | きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に 誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ |
語り酒好いて好んで裏道を 歩き通したわけじゃない 運がないのか 陽に背をむけて いつしか日陰で咲いていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 胸を裂かれる日もあった 荒れて眠れぬ夜もあった じっと見つめるその手の中で 夢まで冷たくなっていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 意地とがまんを 貫いて なんど修羅場をくぐったか 泣いて笑って転んで起きて いま人生の 秋を知る酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | 好いて好んで裏道を 歩き通したわけじゃない 運がないのか 陽に背をむけて いつしか日陰で咲いていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 胸を裂かれる日もあった 荒れて眠れぬ夜もあった じっと見つめるその手の中で 夢まで冷たくなっていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 意地とがまんを 貫いて なんど修羅場をくぐったか 泣いて笑って転んで起きて いま人生の 秋を知る酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 |
かたつむりあんた背中の その荷物 重いでしょうね がんばって かたつむり かたつむり おんなじ歩幅で 苦労さかみち なみだ道 あんたと越える 人生峠 縁があるから わたしたち 喜び悲しみ わけあって かたつむり かたつむり 身丈に合わせて いつもほどほど 欲ばらず あんたと越える 人生峠 つらさせつなさ ねぇあんた 生きてるかぎりは 続く道 かたつむり かたつむり 泣きたいときには 下を見ないで 上を向き あんたと越える 人生峠 | 中村美律子 | たかたかし | 叶弦大 | 南郷達也 | あんた背中の その荷物 重いでしょうね がんばって かたつむり かたつむり おんなじ歩幅で 苦労さかみち なみだ道 あんたと越える 人生峠 縁があるから わたしたち 喜び悲しみ わけあって かたつむり かたつむり 身丈に合わせて いつもほどほど 欲ばらず あんたと越える 人生峠 つらさせつなさ ねぇあんた 生きてるかぎりは 続く道 かたつむり かたつむり 泣きたいときには 下を見ないで 上を向き あんたと越える 人生峠 |
風まかせ春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ 奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ 無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ | 中村美律子 | 瀬戸内寂聴 | 弦哲也 | 前田俊明 | 春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ 奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ 無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ |
花月亭日のあるうちから 噺家つれて 芸の肥(こ)やしにチントンシャン 船場(せんば)に背を向け 笑いに懸(か)けた あゝ花月亭 伸(の)るか反(そ)るかの あんたの勝負 引き受ける この世の苦の種(たね) 涙の種を みんな一手に引き受けて 笑いで転がす 人情車 あゝ花月亭 今じゃ連れ合い この細腕に 縒(より)かける 芸の道 裏はしんどうても表は華やかに 見せんとあかんて よう云うたはりましたなァ わかってますがな 景気よういきまっせ あんた あんじょう見ててや 飯より芸事 好きやというた 憎みきれない人の夢 咲かせてあげます 浪花の空に あゝ花月亭 掛ける暖簾は 商いごころ 誇りです。 | 中村美律子 | もず唱平 | 西つよし | 池多孝春 | 日のあるうちから 噺家つれて 芸の肥(こ)やしにチントンシャン 船場(せんば)に背を向け 笑いに懸(か)けた あゝ花月亭 伸(の)るか反(そ)るかの あんたの勝負 引き受ける この世の苦の種(たね) 涙の種を みんな一手に引き受けて 笑いで転がす 人情車 あゝ花月亭 今じゃ連れ合い この細腕に 縒(より)かける 芸の道 裏はしんどうても表は華やかに 見せんとあかんて よう云うたはりましたなァ わかってますがな 景気よういきまっせ あんた あんじょう見ててや 飯より芸事 好きやというた 憎みきれない人の夢 咲かせてあげます 浪花の空に あゝ花月亭 掛ける暖簾は 商いごころ 誇りです。 |
母ちゃんの挽歌苦労を数えちゃ いけないと いつも母ちゃん 云っていた 親子三人 川の字で せんべい布団で 寝てた頃 そんなあの日が 笑ってる 夕陽の向こうで 笑ってる 貧しい暮らしで 教わった 生きる辛さも 幸せも 月に一度の もつ鍋を 囲んだ夕餉(ゆうげ)の 笑い声 思い出します あの匂い カタカタやかんの 音がする 母ちゃん寒くは ないですか 空を見上げて ひとり言 早いもんです 二十年 あなたを浮かべて 手を合わす 今度生まれてくる時も あなたの子供で いいですか あなたの子供で いいですか | 中村美律子 | たきのえいじ | 岡千秋 | 南郷達也 | 苦労を数えちゃ いけないと いつも母ちゃん 云っていた 親子三人 川の字で せんべい布団で 寝てた頃 そんなあの日が 笑ってる 夕陽の向こうで 笑ってる 貧しい暮らしで 教わった 生きる辛さも 幸せも 月に一度の もつ鍋を 囲んだ夕餉(ゆうげ)の 笑い声 思い出します あの匂い カタカタやかんの 音がする 母ちゃん寒くは ないですか 空を見上げて ひとり言 早いもんです 二十年 あなたを浮かべて 手を合わす 今度生まれてくる時も あなたの子供で いいですか あなたの子供で いいですか |
かあさんおさない日に おぶってくれた かあさんを この手でいつか 背負って歩いて みたかった わたしの願いも 叶わずに ひとりで旅立って しまったね もっと もっと生きていて ほしかった 指に匂う やさしい秋は かあさんの ほのかな匂い 梨をむくのが 得意です 夕日の縁側で頬ばった 甘さがしみこんだ 口の中 思い 思い浮かべる なつかしさ 窓の灯り ゆらゆらゆれた かあさんは 思い出の中 こっち向いてる 笑ってる あまえて泣いても いいですか かわいい鳥篭の カナリヤも 歌を 歌を忘れて さみしそう かあさん かあさん わたしのかあさん | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | 南郷達也 | おさない日に おぶってくれた かあさんを この手でいつか 背負って歩いて みたかった わたしの願いも 叶わずに ひとりで旅立って しまったね もっと もっと生きていて ほしかった 指に匂う やさしい秋は かあさんの ほのかな匂い 梨をむくのが 得意です 夕日の縁側で頬ばった 甘さがしみこんだ 口の中 思い 思い浮かべる なつかしさ 窓の灯り ゆらゆらゆれた かあさんは 思い出の中 こっち向いてる 笑ってる あまえて泣いても いいですか かわいい鳥篭の カナリヤも 歌を 歌を忘れて さみしそう かあさん かあさん わたしのかあさん |
オーシャン音頭琵琶湖の水は 宇治より育ち 木津川と桂川 ひきつれて 鍵屋で押しずし アアン アアン 食らわんかい 三十石船 舟唄を きかせてもろうて 大阪湾 その先は 瀬戸内で そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ 大湖の水が 蘇州で育ち 鐘の音に急かされて 旅支度 ニーハオ・サイチェン アアン アアン 寒山寺 日暮れにゃ着きます 上海の ガーデン・ブリッジ 黄浦江 その先は 揚子江 そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ 大きな海を 宴会場に 淀川と蘇州河 ご両人 鯨と一緒に アアン アアン 呑んだとさ あっちの土産は 紹興酒 こっちは伏見の 酒を注ぐ その先は 波まかせ そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ | 中村美律子 | もず唱平 | 富田梓仁 | 伊戸のりお | 琵琶湖の水は 宇治より育ち 木津川と桂川 ひきつれて 鍵屋で押しずし アアン アアン 食らわんかい 三十石船 舟唄を きかせてもろうて 大阪湾 その先は 瀬戸内で そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ 大湖の水が 蘇州で育ち 鐘の音に急かされて 旅支度 ニーハオ・サイチェン アアン アアン 寒山寺 日暮れにゃ着きます 上海の ガーデン・ブリッジ 黄浦江 その先は 揚子江 そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ 大きな海を 宴会場に 淀川と蘇州河 ご両人 鯨と一緒に アアン アアン 呑んだとさ あっちの土産は 紹興酒 こっちは伏見の 酒を注ぐ その先は 波まかせ そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ |
女のみれん思いきれない 忘れられない 飲めばみれんが おもくなる 涙で割った 水割に 酔って散らした 夢いくつ あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ 消えるはずない あの面影が 雨の小窓で ゆき戻り 今でも指輪の そのあとに 残るみれんの 影ゆれる あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ 思いつのって 酔いきれなくて もらす溜息 みれん酒 悔やんでみたって 今からは もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ | 中村美律子 | 高田直和 | 富田梓仁 | | 思いきれない 忘れられない 飲めばみれんが おもくなる 涙で割った 水割に 酔って散らした 夢いくつ あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ 消えるはずない あの面影が 雨の小窓で ゆき戻り 今でも指輪の そのあとに 残るみれんの 影ゆれる あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ 思いつのって 酔いきれなくて もらす溜息 みれん酒 悔やんでみたって 今からは もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ |
女の旅路冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い 想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路 根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧 | 中村美律子 | 石本美由紀 | 叶弦大 | | 冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い 想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路 根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧 |
おんなの純情惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情 愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情 春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 | 中村美律子 | 荒木とよひさ | 富田梓仁 | 馬場良 | 惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情 愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情 春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 |
おんな風の盆髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆 やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた 踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆 | 中村美律子 | 池田充男 | 叶弦大 | 南郷達也 | 髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆 やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた 踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆 |
親不孝伝欲しい欲しいの 児じゃないが 飯盛り女の お母ァが 逢いたがってる 泣いてると きけばやっぱり 辛くなる 生まれ越後は 捨てた越後は 親不知 「にいさん 盥(たらい)渡しって知ってるかい 産湯を使う盥のことだが その盥の儘 里子に出されたのが俺だァ 親の味も情も知らねェ だがね 人の道は知ってるよ 誰が教えてくれたのか? お天道さまだよ お天道さまだけは俺を見捨てたことがなかったよ」 親のあと追う 雁みれば やり方 仕方は知らないが 見よう見真似の親孝行 一度 誰かにしたくなる 夢の越後は 雪の越後は 親不知 「おい! そこの お前だよ 親を泣かすんじゃねェ さあ手をひいてやんな おぶってやんなよ お前さん 若いね 俺にも親いるけど いつだって 有難くて手を合わしているよ 俺の親はな お天道さまなんだよ」 里の童(わらべ)の子守唄 きく度 募るよ いとしさが 噂ひろって尋ねたら 無縁仏に彼岸花 遠い越後は 風の越後は 親不知 | 中村美律子 | もず唱平 | 山口ひろし | 南郷達也 | 欲しい欲しいの 児じゃないが 飯盛り女の お母ァが 逢いたがってる 泣いてると きけばやっぱり 辛くなる 生まれ越後は 捨てた越後は 親不知 「にいさん 盥(たらい)渡しって知ってるかい 産湯を使う盥のことだが その盥の儘 里子に出されたのが俺だァ 親の味も情も知らねェ だがね 人の道は知ってるよ 誰が教えてくれたのか? お天道さまだよ お天道さまだけは俺を見捨てたことがなかったよ」 親のあと追う 雁みれば やり方 仕方は知らないが 見よう見真似の親孝行 一度 誰かにしたくなる 夢の越後は 雪の越後は 親不知 「おい! そこの お前だよ 親を泣かすんじゃねェ さあ手をひいてやんな おぶってやんなよ お前さん 若いね 俺にも親いるけど いつだって 有難くて手を合わしているよ 俺の親はな お天道さまなんだよ」 里の童(わらべ)の子守唄 きく度 募るよ いとしさが 噂ひろって尋ねたら 無縁仏に彼岸花 遠い越後は 風の越後は 親不知 |
親父鑿 槌 鉋 持たせたら 人は誰でも名人と 呼ぶほどたしかな腕自慢 親父あんたは偉かった 手抜きするなよ人生も 四角四面の生き方しろと アーアーアーン… 優しく諭した この俺の 手をひきながら 乳呑み児残し先立った 二世を誓った連れ合いに 操を立てての五十年 親父あんたは偉かった 子供相手に呑みながら いつも肴はおのろけ話 アーアーアーン… 相惚れべた惚れ いつだって 母さん褒めた 銭金づくじゃひきうけぬ 横にいっぺん首ふれば 梃でも動かぬ頑固者 親父あんたは偉かった 貧乏暮らしもじっと耐え 時代遅れと笑われながら アーアーアーン… 我が道歩んだ 胸はって ただ一筋に | 中村美律子 | もず唱平 | 聖川湧 | | 鑿 槌 鉋 持たせたら 人は誰でも名人と 呼ぶほどたしかな腕自慢 親父あんたは偉かった 手抜きするなよ人生も 四角四面の生き方しろと アーアーアーン… 優しく諭した この俺の 手をひきながら 乳呑み児残し先立った 二世を誓った連れ合いに 操を立てての五十年 親父あんたは偉かった 子供相手に呑みながら いつも肴はおのろけ話 アーアーアーン… 相惚れべた惚れ いつだって 母さん褒めた 銭金づくじゃひきうけぬ 横にいっぺん首ふれば 梃でも動かぬ頑固者 親父あんたは偉かった 貧乏暮らしもじっと耐え 時代遅れと笑われながら アーアーアーン… 我が道歩んだ 胸はって ただ一筋に |
おもいでの宿揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) 別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど) 霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) | 中村美律子 | 池田充男 | 市川昭介 | 南郷達也 | 揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) 別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど) 霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど) |
鬼の背中鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ | 中村美律子 | 紙中礼子 | 花岡優平 | 南郷達也 | 鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ 鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ |
男道一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道 義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道 苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 | 中村美律子 | 福田義雄 | 富田梓仁 | | 一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道 義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道 苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 |
男の盃よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨 (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん 胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん 命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ | 中村美律子 | 松井由利夫 | 弦哲也 | | よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨 (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん 胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん 命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ |
男が酒を飲むときは惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい 甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め 見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ | 中村美律子 | ジェームス三木 | 富田梓仁 | | 惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい 甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め 見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ |
お吉物語泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」 夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」 辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には | 中村美律子 | 藤田まさと | 陸奥明 | | 泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」 夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」 辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には |
大阪情話 ~うちと一緒になれへんか~人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん 「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」 何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです 「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」 夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか | 中村美律子 | もず唱平 | 聖川湧 | | 人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん 「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」 何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです 「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」 夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか |
逢酒春秋ふたりにだけしか わからない 愛の日祝って 待ち合わせ 何着て行こかと 電話をしたら 素顔でお出でと 彼の声 あなたと お酒 楽しく お酒 いざ いざ いざ いざ 夜の浪花の いざ酔い酒場 昔が息づく 淀屋橋 銀杏が色づく 御堂筋 きれいな女性の いる店避けて 朝まではしごを してみたい あなたと 踊る もたれて 踊る いざ いざ いざ いざ 花の浪花の いざ酔いダンス おまえに苦労は させとない あなたを男に してあげる 力もないのが 粋がり合うて 一緒にころがる 法善寺 ふたりで 生きる 支えて 生きる いざ いざ いざ いざ 命浪花の いざ酔い日記 | 中村美律子 | 星野哲郎 | 船村徹 | 蔦将包 | ふたりにだけしか わからない 愛の日祝って 待ち合わせ 何着て行こかと 電話をしたら 素顔でお出でと 彼の声 あなたと お酒 楽しく お酒 いざ いざ いざ いざ 夜の浪花の いざ酔い酒場 昔が息づく 淀屋橋 銀杏が色づく 御堂筋 きれいな女性の いる店避けて 朝まではしごを してみたい あなたと 踊る もたれて 踊る いざ いざ いざ いざ 花の浪花の いざ酔いダンス おまえに苦労は させとない あなたを男に してあげる 力もないのが 粋がり合うて 一緒にころがる 法善寺 ふたりで 生きる 支えて 生きる いざ いざ いざ いざ 命浪花の いざ酔い日記 |
うつせみ時折筆を 手にとれば 愛しい名前 書いている まるで私の 黒髪が あなたの名前に からむよう うつせみ うつせみ 逢いたくて… 今宵限りと 諭すのか 修羅にもなれぬ 我身なら 乱れた衣も 直さずに ふたりの夜に 溶けましょか 夢の浮き橋 朝がくる 帰らぬ夢の ぬけがらか 思いだしては 誰を待つ あなたにとっても あの恋が 真実であったら それでいい うつせみ うつせみ それでいい | 中村美律子 | 島崎広子 | 豊田梓仁 | | 時折筆を 手にとれば 愛しい名前 書いている まるで私の 黒髪が あなたの名前に からむよう うつせみ うつせみ 逢いたくて… 今宵限りと 諭すのか 修羅にもなれぬ 我身なら 乱れた衣も 直さずに ふたりの夜に 溶けましょか 夢の浮き橋 朝がくる 帰らぬ夢の ぬけがらか 思いだしては 誰を待つ あなたにとっても あの恋が 真実であったら それでいい うつせみ うつせみ それでいい |
浮き名かぞえ唄一つひと夜で 浮き名をたてて たてたあげくがね 花も実もない 恋になる 二つふか酒 からだに毒よ とめたわたしがね いまはあなたを 焦(こが)れ酒 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 三つ身も世も 霜枯れ柳 苦労する気でね かけたいのちの 不甲斐なさ 四つ五つと 数える指が ほそくやつれてね ツンとくいこむ 三味の糸 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 六つ無理やり わたしを口説き ゆめを見させてね あとは白波 帆かけ舟 七つなみだの 丸窓座敷 泣いているのはね ひとりぼっちの 舞扇 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 八つ九つ 今夜は来るか 迎え出ましょかね 青い蛇の目の 傘さして 十でとうとう 諦めました みんなみんな みんなね 浮いたあぶくの 恋でした しょんがいな しょんがいな しょんがいな | 中村美律子 | 池田充男 | 叶弦大 | 桜庭伸幸 | 一つひと夜で 浮き名をたてて たてたあげくがね 花も実もない 恋になる 二つふか酒 からだに毒よ とめたわたしがね いまはあなたを 焦(こが)れ酒 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 三つ身も世も 霜枯れ柳 苦労する気でね かけたいのちの 不甲斐なさ 四つ五つと 数える指が ほそくやつれてね ツンとくいこむ 三味の糸 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 六つ無理やり わたしを口説き ゆめを見させてね あとは白波 帆かけ舟 七つなみだの 丸窓座敷 泣いているのはね ひとりぼっちの 舞扇 しょんがいな しょんがいな しょんがいな 八つ九つ 今夜は来るか 迎え出ましょかね 青い蛇の目の 傘さして 十でとうとう 諦めました みんなみんな みんなね 浮いたあぶくの 恋でした しょんがいな しょんがいな しょんがいな |
命の花道渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を 言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が 雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を | 中村美律子 | たきのえいじ | 岡千秋 | 南郷達也 | 渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を 言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が 雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を |
一本勝負天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ 雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け 有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり | 中村美律子 | やしろよう | 岡千秋 | 池多孝春 | 天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ 雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け 有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり |
いい日旅立ち雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに…… 岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに…… あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 幸福をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに…… | 中村美律子 | 谷村新司 | 谷村新司 | | 雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに…… 岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに…… あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる いい日 旅立ち 幸福をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに…… |
あんずの夕陽に染まる街 ~ニューバージョン~ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の 知らせをうけて 迷い乍(なが)らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯(とも)る純情 泣きたくなるほど 愛(いと)しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が好きだった 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる | 中村美律子 | 花岡優平 | 花岡優平 | 南郷達也 | ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の 知らせをうけて 迷い乍(なが)らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯(とも)る純情 泣きたくなるほど 愛(いと)しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が好きだった 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる |
あんずの夕陽に染まる街ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる | 中村美律子 | 花岡優平 | 花岡優平 | | ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる 髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる |
天草四郎時貞 ~挿入歌「島原の子守唄」生まれた時から 神の子と 運命背負った 人の世は 親子の愛も 知らないで 祈り捧げた 十五年 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が眠る 有明の里よ おどみゃ島原の おどみゃ島原の キリシタン育ちよ 厳しい世の中 直さんと 銀の十字架 胸に抱く 幾多の農民の 盾になり 教え諭した 人の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 勇姿が映える 有明の里よ (セリフ)おなかをすかせて、 泣く我が子に たった一粒のお米も、食べさせてやれない 親の悲しさ、いくら働いても 年貢を納める事もできない人びと 貧しい者同志こころを寄せ合いながら 神にすがって祈ることが なんで、なんで一揆なのですか 一度も母とは 呼べぬまま 神を信じて 明日を待つ 最後の軍 破れても 守り通した 神の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が写る 有明の海よ | 中村美律子 | 馬津川まさを | 富田梓仁 | | 生まれた時から 神の子と 運命背負った 人の世は 親子の愛も 知らないで 祈り捧げた 十五年 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が眠る 有明の里よ おどみゃ島原の おどみゃ島原の キリシタン育ちよ 厳しい世の中 直さんと 銀の十字架 胸に抱く 幾多の農民の 盾になり 教え諭した 人の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 勇姿が映える 有明の里よ (セリフ)おなかをすかせて、 泣く我が子に たった一粒のお米も、食べさせてやれない 親の悲しさ、いくら働いても 年貢を納める事もできない人びと 貧しい者同志こころを寄せ合いながら 神にすがって祈ることが なんで、なんで一揆なのですか 一度も母とは 呼べぬまま 神を信じて 明日を待つ 最後の軍 破れても 守り通した 神の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が写る 有明の海よ |
あなただけこの世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて | 中村美律子 | たかたかし | 岡千秋 | | この世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて |
明日の風夜空を見上げる あんたの頬(ほほ)に 涙が一筋 光って落ちた あんたの涙は わたしの涙 ひとりぼっちや ないからね 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く 握ったこぶしの 悔しさ辛さ 笑って蹴散らし チャンスにしよう あんたの痛みは わたしの痛み 背負いこまずに 前を見て 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く あんたの未来は わたしの未来 春は必ず 巡り来る 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く | 中村美律子 | 紙中礼子 | 花岡優平 | 南郷達也 | 夜空を見上げる あんたの頬(ほほ)に 涙が一筋 光って落ちた あんたの涙は わたしの涙 ひとりぼっちや ないからね 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く 握ったこぶしの 悔しさ辛さ 笑って蹴散らし チャンスにしよう あんたの痛みは わたしの痛み 背負いこまずに 前を見て 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く あんたの未来は わたしの未来 春は必ず 巡り来る 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く |
明けの明星泣く日笑う日 いろいろあると そっとつぶやく ひとり言 眠れぬままに 見上げれば 明(あ)けの明星(みょうじょう) 明々(あかあか)と 負けたりしない 今は つらくても 涙ぬぐって 涙ぬぐって 生きて行(ゆ)く 好きと言えずに 別れた人の 後ろ姿の なつかしさ 心に残る 面影を 明けの明星 映し出す 元気でいれば いつか また会える そっと思い出 そっと思い出 抱き寄せる 人と幸せ 比べてみても つらいだけです なおさらに 行く手をまるで 照らすよに 明けの明星 明々と いい日が来ると 胸に 言い聞かせ 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く | 中村美律子 | 麻こよみ | 弦哲也 | | 泣く日笑う日 いろいろあると そっとつぶやく ひとり言 眠れぬままに 見上げれば 明(あ)けの明星(みょうじょう) 明々(あかあか)と 負けたりしない 今は つらくても 涙ぬぐって 涙ぬぐって 生きて行(ゆ)く 好きと言えずに 別れた人の 後ろ姿の なつかしさ 心に残る 面影を 明けの明星 映し出す 元気でいれば いつか また会える そっと思い出 そっと思い出 抱き寄せる 人と幸せ 比べてみても つらいだけです なおさらに 行く手をまるで 照らすよに 明けの明星 明々と いい日が来ると 胸に 言い聞かせ 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く |
赤いエプロン風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった… そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ… 女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り | 中村美律子 | 星野哲郎 | 船村徹 | 蔦将包 | 風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった… そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ… 女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り |
愛染のれん男は一途に 夢を漕(こ)ぎ 女は優しく 舵(かじ)を取る 祈願千日 水掛不動(みずかけふどう) やっと叶った 二人のお店 トントンとんぼり 法善寺 夫婦割烹(めおとかっぽう) 愛染(あいぞめ)のれん 亭主(あんた)が板場の 主役なら 私はもてなす 恋女房 演歌横丁 涙を切って 苦労買いましょ 二人の絆 トントンとんぼり 法善寺 迷う道ない 提灯(ちょうちん)あかり 時節(じせつ)が浪花を 七変化(しちへんげ) 変わらぬ人情 お客さん 今も聞こえる 汽笛の音は 故郷(こきょう)旅立つ 二人の契り トントンとんぼり 法善寺 夫婦一代(めおといちだい) 愛染のれん | 中村美律子 | 羽場新一郎 | 藤井つと夢 | 南郷達也 | 男は一途に 夢を漕(こ)ぎ 女は優しく 舵(かじ)を取る 祈願千日 水掛不動(みずかけふどう) やっと叶った 二人のお店 トントンとんぼり 法善寺 夫婦割烹(めおとかっぽう) 愛染(あいぞめ)のれん 亭主(あんた)が板場の 主役なら 私はもてなす 恋女房 演歌横丁 涙を切って 苦労買いましょ 二人の絆 トントンとんぼり 法善寺 迷う道ない 提灯(ちょうちん)あかり 時節(じせつ)が浪花を 七変化(しちへんげ) 変わらぬ人情 お客さん 今も聞こえる 汽笛の音は 故郷(こきょう)旅立つ 二人の契り トントンとんぼり 法善寺 夫婦一代(めおといちだい) 愛染のれん |