おいらの船おいらの乗る船は おいらの乗る船は 外の誰のよりも大きくて沈まない たとえどんなに風が吹いても どんなに波に呑まれても わかるだろう? わかるだろう? びくともしないぜ、へっちゃら でっかい嵐にあっても 大事なマストが折れても わかるだろう? わかってるだろう? びくともしないぜ おいらのこの腕は おいらのこの腕は 外の誰のよりも太くて強いぜ たとえどんなに強い奴でも どんなに敵が多くても わかるだろう? わかるだろう? 片付けてやるぜ、へっちゃら どんなに重い荷物でも 可愛いおまえのためなら わかるだろう? わかってるだろう? 片手で運ぶぜ おいらの住む家は おまえと住む家は 外の誰のよりも大きくて明るい たとえどんなに金がなくても みじめな気持になっても わかるだろう? わかるだろう? おまえがいるなら、へっちゃら どんなに歳をとっても どんなにお乳が垂れても わかるだろう? わかってるだろう? 離しはしないぜ おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | おいらの乗る船は おいらの乗る船は 外の誰のよりも大きくて沈まない たとえどんなに風が吹いても どんなに波に呑まれても わかるだろう? わかるだろう? びくともしないぜ、へっちゃら でっかい嵐にあっても 大事なマストが折れても わかるだろう? わかってるだろう? びくともしないぜ おいらのこの腕は おいらのこの腕は 外の誰のよりも太くて強いぜ たとえどんなに強い奴でも どんなに敵が多くても わかるだろう? わかるだろう? 片付けてやるぜ、へっちゃら どんなに重い荷物でも 可愛いおまえのためなら わかるだろう? わかってるだろう? 片手で運ぶぜ おいらの住む家は おまえと住む家は 外の誰のよりも大きくて明るい たとえどんなに金がなくても みじめな気持になっても わかるだろう? わかるだろう? おまえがいるなら、へっちゃら どんなに歳をとっても どんなにお乳が垂れても わかるだろう? わかってるだろう? 離しはしないぜ おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい おいらの住む家は おまえと住む家は 二人で住む家はいつでも明るい |
喪に服すときいつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで もうじき陽は落ちて 闇が辺りを包むだろう 私は目を閉じて 心に錠をおろす いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで もうじき陽は落ちて 闇がすべてを隠すだろう 私は耳を塞ぎ 堅く口を閉ざす いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで 今宵小さな火を焚いて 夜中灯しつづけよう あなたが迷わぬように あなたが凍えぬように いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで もうじき陽は落ちて 闇が辺りを包むだろう 私は目を閉じて 心に錠をおろす いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで もうじき陽は落ちて 闇がすべてを隠すだろう 私は耳を塞ぎ 堅く口を閉ざす いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで 今宵小さな火を焚いて 夜中灯しつづけよう あなたが迷わぬように あなたが凍えぬように いつまでも眠ろう 何度でも生きよう いつか再びめぐり逢える日まで |
迷子久しぶりに 胸がどきどきした 何年ぶりのことだろう 思い出せない 本当に久しぶりに どきどきした 随分前に なくしたと思っていた 心の小さな火を 君の影を 本当に久しぶりに 見つけたんだ 久しぶりに 君の声を聞いて とても嬉しかった 君の声が あの頃と変わっていなかったから 君に会いに行こうとして 僕は道に迷ったんだ もう少し君と話していたい 喉まで出かかった一言が あの頃と同じ 言えなかった あの頃と同じ 言えなかった | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 久しぶりに 胸がどきどきした 何年ぶりのことだろう 思い出せない 本当に久しぶりに どきどきした 随分前に なくしたと思っていた 心の小さな火を 君の影を 本当に久しぶりに 見つけたんだ 久しぶりに 君の声を聞いて とても嬉しかった 君の声が あの頃と変わっていなかったから 君に会いに行こうとして 僕は道に迷ったんだ もう少し君と話していたい 喉まで出かかった一言が あの頃と同じ 言えなかった あの頃と同じ 言えなかった |
アメリカの恋人今までずっと想ってきたあなたの前で 僕は今ここでこうしてあなたを見上げている 今までずっと憧れてきたあなたの前で 僕は今ここでこうしてあなたを見上げている 言葉にできないこの想いを こんな歌にたくして叫んでみた 青い月の下、彼方に光る都市 あなたの声が優しく響いてくる 今までずっと恋焦がれてきた僕の前には 地平線の果てまでまっすぐに延びる一本道 今までずっと夢見てきた僕の前には 見渡すかぎり何もない、ここは砂漠 ちっぽけな僕には描き切れない 大きな世界がそこにあった 赤い土の上、彼方に蜃気楼 あなたの声が優しく響いてくる 青い月の下、彼方に光る都市 あなたの声が優しく響いてくる | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 今までずっと想ってきたあなたの前で 僕は今ここでこうしてあなたを見上げている 今までずっと憧れてきたあなたの前で 僕は今ここでこうしてあなたを見上げている 言葉にできないこの想いを こんな歌にたくして叫んでみた 青い月の下、彼方に光る都市 あなたの声が優しく響いてくる 今までずっと恋焦がれてきた僕の前には 地平線の果てまでまっすぐに延びる一本道 今までずっと夢見てきた僕の前には 見渡すかぎり何もない、ここは砂漠 ちっぽけな僕には描き切れない 大きな世界がそこにあった 赤い土の上、彼方に蜃気楼 あなたの声が優しく響いてくる 青い月の下、彼方に光る都市 あなたの声が優しく響いてくる |
ひなぎく君が家を出て どれくらいだろうか もう長い夜にも慣れてしまった 露に濡れた花も 夕日に染まる街も 僕には全て色褪せて見える ああ、いとしい君よ この胸に戻っておくれ 愚かだった僕の一言が君を 知らないうちに深く傷つけていた 僕らの庭にも もうそろそろ 君の育てたひなぎくが咲くころだ ああ、いとしい君よ この僕を許してほしい 季節のない街の 日のあたらぬ家で 君の帰りをただ待っている | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 君が家を出て どれくらいだろうか もう長い夜にも慣れてしまった 露に濡れた花も 夕日に染まる街も 僕には全て色褪せて見える ああ、いとしい君よ この胸に戻っておくれ 愚かだった僕の一言が君を 知らないうちに深く傷つけていた 僕らの庭にも もうそろそろ 君の育てたひなぎくが咲くころだ ああ、いとしい君よ この僕を許してほしい 季節のない街の 日のあたらぬ家で 君の帰りをただ待っている |
夜明け幾つもの月を数え 私は今見つけた これから先に何があろうとも あなたと一緒にすすんでゆこう いくつもの山を越えて 私はたどりついた これから先に何があろうとも あなたと一緒にすすんでゆこう そうあなたは私が今まで ずっと探し求めてきた人 夢にまで見た人 いくつもの海を渡り 私はたどりついた これから先に何があろうとも あなたと一緒に歩いてゆこう 幾千もの歳を超えて 私は今見つけた 幾千回も生まれかわって 私たちは今めぐり逢った あなたとめぐり逢った | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 幾つもの月を数え 私は今見つけた これから先に何があろうとも あなたと一緒にすすんでゆこう いくつもの山を越えて 私はたどりついた これから先に何があろうとも あなたと一緒にすすんでゆこう そうあなたは私が今まで ずっと探し求めてきた人 夢にまで見た人 いくつもの海を渡り 私はたどりついた これから先に何があろうとも あなたと一緒に歩いてゆこう 幾千もの歳を超えて 私は今見つけた 幾千回も生まれかわって 私たちは今めぐり逢った あなたとめぐり逢った |
メッセージもしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は春の風にのせて いつの日か僕の想いを 風が運ぶまで僕は歌うのさ 君が好きだって もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は夏の雲にのせて いつの日か雨上がりの空に 大きな虹を架けるのさ 君が好きだから もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は紅葉色に染めて 夕日のあたる君の部屋の 窓辺にそっと置いとくのさ 君が好きだって もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は冬の雪の下に いつの日か雪が溶けたころに 小さな花を咲かすのさ 君が好きな花 もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕はこの歌にのせて いつの日か僕の想いが君に 届くまで僕は歌うのさ 君が好きだって | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は春の風にのせて いつの日か僕の想いを 風が運ぶまで僕は歌うのさ 君が好きだって もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は夏の雲にのせて いつの日か雨上がりの空に 大きな虹を架けるのさ 君が好きだから もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は紅葉色に染めて 夕日のあたる君の部屋の 窓辺にそっと置いとくのさ 君が好きだって もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕は冬の雪の下に いつの日か雪が溶けたころに 小さな花を咲かすのさ 君が好きな花 もしも僕の声が君に届くなら 胸の想いを僕はこの歌にのせて いつの日か僕の想いが君に 届くまで僕は歌うのさ 君が好きだって |
傷気付かぬ間に 人を傷つけた 気付かぬ間に 傷ついていた それはほんの 些細なこと 誰も君を 責めることはない 悪気もなく ためらいもなく 人は僕 傷を踏みつける だけどそれは 目に見えないから 傷ついても 僕は気付かない どこまで遠く登って行けば 人の痛みがわかるだろう 自分のこと 他の人のこと 何を僕は知っているのか どこまで遠く登って行けば 人の痛みがわかるだろう 自分のこと 他の人のこと 何を僕は知っているのか | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 気付かぬ間に 人を傷つけた 気付かぬ間に 傷ついていた それはほんの 些細なこと 誰も君を 責めることはない 悪気もなく ためらいもなく 人は僕 傷を踏みつける だけどそれは 目に見えないから 傷ついても 僕は気付かない どこまで遠く登って行けば 人の痛みがわかるだろう 自分のこと 他の人のこと 何を僕は知っているのか どこまで遠く登って行けば 人の痛みがわかるだろう 自分のこと 他の人のこと 何を僕は知っているのか |
みじかいお別れ空はたそがれ 遠く人影、かれは誰? 風にちぎれて 小さくばらばらになる 僕の胸のやぶれた穴を 朝と夜とが来ては過ぎ去る 果てしなくて逃げ出してから 今日までずっとさまよってきた 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 朝日の中を ながい夢から覚めたら おかえりと迎えて 窓に夕やみ すっかり歳をとった僕が 通りを眺めて 小さくまた口ずさむ 泥の中の細い光が きっと今なら僕にも見える たとえそれがばかげていても 生きてる限り何度もするよ 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 朝日の中を ながい夢から覚めたら おかえりと迎えて 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 雨にぬれても 僕は歩きつづけよう その日が来るまでは | ハンバート ハンバート | 佐藤良成・佐野遊穂 | 佐藤良成 | | 空はたそがれ 遠く人影、かれは誰? 風にちぎれて 小さくばらばらになる 僕の胸のやぶれた穴を 朝と夜とが来ては過ぎ去る 果てしなくて逃げ出してから 今日までずっとさまよってきた 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 朝日の中を ながい夢から覚めたら おかえりと迎えて 窓に夕やみ すっかり歳をとった僕が 通りを眺めて 小さくまた口ずさむ 泥の中の細い光が きっと今なら僕にも見える たとえそれがばかげていても 生きてる限り何度もするよ 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 朝日の中を ながい夢から覚めたら おかえりと迎えて 夜が明けたら 帰ろ 帰ろう 雨にぬれても 僕は歩きつづけよう その日が来るまでは |
ゆうべは俺が悪かったけんかはいやだ 見るのもいやだ いいもわるいも あるもんじゃない おまえのせいで靴はずぶ濡れ ズボンの裾には泥がはねて おまけに俺のお気に入りの櫛 忘れてきたが、愛しているぜ けんかはいやだ いつでもいやだ 理由があれば なおさらのこと おまえのせいじゃないことくらい 心の底じゃわかってるが 自慢の靴とお気に入りの櫛 くそっ!それより、愛しているぜ けんかはいやだ 見るのもいやだ いいもわるいも……おい、ちょっと待ってくれ! あるもんじゃない | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | けんかはいやだ 見るのもいやだ いいもわるいも あるもんじゃない おまえのせいで靴はずぶ濡れ ズボンの裾には泥がはねて おまけに俺のお気に入りの櫛 忘れてきたが、愛しているぜ けんかはいやだ いつでもいやだ 理由があれば なおさらのこと おまえのせいじゃないことくらい 心の底じゃわかってるが 自慢の靴とお気に入りの櫛 くそっ!それより、愛しているぜ けんかはいやだ 見るのもいやだ いいもわるいも……おい、ちょっと待ってくれ! あるもんじゃない |
君と暮らせば頭の中では 君はいないとわかってても 今までどおりに 僕は君と話をする 足だって二本ある この手を伸ばせば触れられて 今までどおりに 僕らは毎朝キスをする 僕にははっきり 君が見えてるよ 世間のルールでは 君はとっくに死んでいて 僕が見てるのは まぼろし、もしくは幽霊だと それなら聞くけれど 飯はまずいし、便所にも行く お化けならどうして 恨みもないのにここにいる? 僕にははっきり 君が見えてるよ 僕には そう、はっきり 君が見えてるよ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 頭の中では 君はいないとわかってても 今までどおりに 僕は君と話をする 足だって二本ある この手を伸ばせば触れられて 今までどおりに 僕らは毎朝キスをする 僕にははっきり 君が見えてるよ 世間のルールでは 君はとっくに死んでいて 僕が見てるのは まぼろし、もしくは幽霊だと それなら聞くけれど 飯はまずいし、便所にも行く お化けならどうして 恨みもないのにここにいる? 僕にははっきり 君が見えてるよ 僕には そう、はっきり 君が見えてるよ |
桶屋お金がなくなると つまらぬことでいらだち けんかが多くなる 別れの原因となる 不景気が続くと そのしわ寄せがいくのは 社会的弱者と 昔から決まっている 元禄の時代から 当たり前のことだよ また今日も夕日が まぶしくて涙が出る お金がなくなると 何ひとつ買えないので 家から出なくなる だらだらする日がふえる お金がなくなると 南極の氷がとけ 石油が枯渇して マラリアが猛威をふるう 明日の天気予報 雨のち曇りの模様 お金ができたらここからぬけ出そう とりあえず今は寝よう また今日も夕日が まぶしくて涙が出る まぶしくて涙が出る | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | お金がなくなると つまらぬことでいらだち けんかが多くなる 別れの原因となる 不景気が続くと そのしわ寄せがいくのは 社会的弱者と 昔から決まっている 元禄の時代から 当たり前のことだよ また今日も夕日が まぶしくて涙が出る お金がなくなると 何ひとつ買えないので 家から出なくなる だらだらする日がふえる お金がなくなると 南極の氷がとけ 石油が枯渇して マラリアが猛威をふるう 明日の天気予報 雨のち曇りの模様 お金ができたらここからぬけ出そう とりあえず今は寝よう また今日も夕日が まぶしくて涙が出る まぶしくて涙が出る |
好きになったころCD屋さんにならんだ知らない音楽 たくさん見くらべて選んだ もじゃもじゃ頭にバイクのTシャツ 帰ってラジカセに入れた 何の音かわからないし、どんな歌かもわからない だけどなんか胸がさわぐ、だけどなんか こんなにいい歌何度も聴きたい レコードじゃなくてよかった みじめな気持ちも歌えば忘れる これから毎日大丈夫 エレキギター、ドラム、ベース、へたな歌と、 へたなピアノ長くのびる高い音が、僕の胸に いいな ほんといいな いいな 僕もそこへ行きたい いいな ほんといいな いいな 僕もギター弾きたい いいな ほんといいな いいな 僕もそこへ行きたい | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | CD屋さんにならんだ知らない音楽 たくさん見くらべて選んだ もじゃもじゃ頭にバイクのTシャツ 帰ってラジカセに入れた 何の音かわからないし、どんな歌かもわからない だけどなんか胸がさわぐ、だけどなんか こんなにいい歌何度も聴きたい レコードじゃなくてよかった みじめな気持ちも歌えば忘れる これから毎日大丈夫 エレキギター、ドラム、ベース、へたな歌と、 へたなピアノ長くのびる高い音が、僕の胸に いいな ほんといいな いいな 僕もそこへ行きたい いいな ほんといいな いいな 僕もギター弾きたい いいな ほんといいな いいな 僕もそこへ行きたい |
おじさんと酒たいくつな景色が いつまでもつづいて それでついうとうと してしまったのです きみへのこのおもい ことばにはできない ましてやうたなどで つたわるものじゃないし これからたとうというときに おもわずでてくるためいきが それでも今夜がさいごなら めでたいうたのひとつうたおうか 滔々と流れる川 煌々と月が照らし 方々を彷徨う日が 茫々とただ過ぎゆく とうとつなわかれが この角をまがって これからやってくる これからやってくる おいぼれじいさんうたうのは 若かりしころの恋ごころ まぶたをとじればそのむこう うしなった春がいまよみがえる これからやってくる これからやってくる 老いぼれじいさん歌うのは 若かりし頃の恋心 まぶたを閉じればその向こう うしなった春が今よみがえる | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | たいくつな景色が いつまでもつづいて それでついうとうと してしまったのです きみへのこのおもい ことばにはできない ましてやうたなどで つたわるものじゃないし これからたとうというときに おもわずでてくるためいきが それでも今夜がさいごなら めでたいうたのひとつうたおうか 滔々と流れる川 煌々と月が照らし 方々を彷徨う日が 茫々とただ過ぎゆく とうとつなわかれが この角をまがって これからやってくる これからやってくる おいぼれじいさんうたうのは 若かりしころの恋ごころ まぶたをとじればそのむこう うしなった春がいまよみがえる これからやってくる これからやってくる 老いぼれじいさん歌うのは 若かりし頃の恋心 まぶたを閉じればその向こう うしなった春が今よみがえる |
待ちあわせ(ゆめうつつバージョン)もう少し待っていよう 君はもうすぐ来るはず ホームでの待ちあわせも そんなに悪くはない 昨日はよく眠れなかった 歩きすぎて足が痛くて 一日中歩き回って 目を皿にして探したけど 結局何も変わらなかった 結局何も起きなかった 明日はとうとう最後の日 考えてたら朝になってた もう少し待ってみよう 君はきっと来てくれる ホームには沢山の人 打ち寄せる朝の海 昨日はよく眠れなかった 頭だけがいやに冴えて 明日はきっと美しい日 最初で最後の子どもの恋 もう少し待っていよう 君はもうすぐ来るはず ホームでの待ち合わせも そんなに悪くはない もう少しで駅に着く 君はもう来ているかも ホームには君の姿 触れたら消えてしまう | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | もう少し待っていよう 君はもうすぐ来るはず ホームでの待ちあわせも そんなに悪くはない 昨日はよく眠れなかった 歩きすぎて足が痛くて 一日中歩き回って 目を皿にして探したけど 結局何も変わらなかった 結局何も起きなかった 明日はとうとう最後の日 考えてたら朝になってた もう少し待ってみよう 君はきっと来てくれる ホームには沢山の人 打ち寄せる朝の海 昨日はよく眠れなかった 頭だけがいやに冴えて 明日はきっと美しい日 最初で最後の子どもの恋 もう少し待っていよう 君はもうすぐ来るはず ホームでの待ち合わせも そんなに悪くはない もう少しで駅に着く 君はもう来ているかも ホームには君の姿 触れたら消えてしまう |
慚愧始めに君が行くよと言った 行くなと言っても戻らないだろう ああ、もっと早くに気づいていたなら ああ、ああ、もっと早く言うべきだった 初めて君が恋しくなった 今さら走っても届かないだろう ああ、もっと真面目に付き合っていたなら ああ、ああ、もっとこんなふうになる前に 初めて今日は死にたくなった あたりが急に静かになった ああ、もうこのまま終わって行くのか ああ、ああ、もっとましに別れたかった | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 始めに君が行くよと言った 行くなと言っても戻らないだろう ああ、もっと早くに気づいていたなら ああ、ああ、もっと早く言うべきだった 初めて君が恋しくなった 今さら走っても届かないだろう ああ、もっと真面目に付き合っていたなら ああ、ああ、もっとこんなふうになる前に 初めて今日は死にたくなった あたりが急に静かになった ああ、もうこのまま終わって行くのか ああ、ああ、もっとましに別れたかった |
さようなら君の街外を歩く、風が頬をなでる はじめて来た街のような気がする 少しずつ変わっていく 少しずつうすれていく 街も僕の記憶も 商店街は見知らぬ店がならび 君と行ったあの店もいまはない 少しずつ変わっていく 少しずつうすれていく 街も僕の記憶も やあやあ、僕だよ、久しぶり ずいぶんとここで待っていたよ さあさあ、君はもう帰りなさい いま君が住んでるとこへ 道がゆれる、胸が大きく打つ 白いパズル、ピースがひとつはまる 少しずつわかっていく 少しずつ気づいていく 僕の夢の終わりを やあやあ、僕だよ、久しぶり ずいぶんとここで待っていたよ さあさあ、君はもう帰りなさい いま君が住んでるとこへ かあかあ、からすが山の向こう おうちへ帰ろと鳴いてるよ さあさあ、君とも別れの時間 いま君をまた忘れよう | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 外を歩く、風が頬をなでる はじめて来た街のような気がする 少しずつ変わっていく 少しずつうすれていく 街も僕の記憶も 商店街は見知らぬ店がならび 君と行ったあの店もいまはない 少しずつ変わっていく 少しずつうすれていく 街も僕の記憶も やあやあ、僕だよ、久しぶり ずいぶんとここで待っていたよ さあさあ、君はもう帰りなさい いま君が住んでるとこへ 道がゆれる、胸が大きく打つ 白いパズル、ピースがひとつはまる 少しずつわかっていく 少しずつ気づいていく 僕の夢の終わりを やあやあ、僕だよ、久しぶり ずいぶんとここで待っていたよ さあさあ、君はもう帰りなさい いま君が住んでるとこへ かあかあ、からすが山の向こう おうちへ帰ろと鳴いてるよ さあさあ、君とも別れの時間 いま君をまた忘れよう |
虎何を見ても何をしても 僕の心凍えたまま 外は花が咲いていても 僕の庭は冬枯れたまま どこにいても誰といても 僕の時計止まったまま 深い深い穴の底で 一人惨めにいじけている 人の胸に届くような そんな歌がつくれたら だめだ、だめだ、今日はやめだ メロディひとつできやしない 酒だ、酒だ、同じことさ 昼間からつぶれて眠る 何を見ても何をしても 虚ろな目は死んだ魚 吐き出されたコトバたちが 部屋中溢れて腐っている 人の胸に残るような そんな歌がつくれたら 負けた、負けた、今日も負けだ 光るコトバ見つからない 酒だ、酒だ、飲んでしまえ 虎にもなれずに溺れる | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 何を見ても何をしても 僕の心凍えたまま 外は花が咲いていても 僕の庭は冬枯れたまま どこにいても誰といても 僕の時計止まったまま 深い深い穴の底で 一人惨めにいじけている 人の胸に届くような そんな歌がつくれたら だめだ、だめだ、今日はやめだ メロディひとつできやしない 酒だ、酒だ、同じことさ 昼間からつぶれて眠る 何を見ても何をしても 虚ろな目は死んだ魚 吐き出されたコトバたちが 部屋中溢れて腐っている 人の胸に残るような そんな歌がつくれたら 負けた、負けた、今日も負けだ 光るコトバ見つからない 酒だ、酒だ、飲んでしまえ 虎にもなれずに溺れる |
おべんとう今日はうちの子どもらが バスに乗るというので 朝も早くから起きて はりきって作ったのよ 他の子たちはみんな ハンバーガー屋さんに行き 僕は一人バスの中 つめたいお弁当食べる さめても、おいしい さめても、おいしい さめても、おいしい さめても、おいしい 今日はうちの子どもらが バスに乗るというので 朝も早くから起きて はりきって作ったのよ さめてからもおいしい | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 今日はうちの子どもらが バスに乗るというので 朝も早くから起きて はりきって作ったのよ 他の子たちはみんな ハンバーガー屋さんに行き 僕は一人バスの中 つめたいお弁当食べる さめても、おいしい さめても、おいしい さめても、おいしい さめても、おいしい 今日はうちの子どもらが バスに乗るというので 朝も早くから起きて はりきって作ったのよ さめてからもおいしい |
逃避行掴みかけた運にも すっかり見放されちまった まるで石ころのように そこらへんに打ち捨てられて ポケットの中には 古ぼけた写真が一枚 今夜眠る場所もなければ 勿論そんな金もない 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ 大切な人の一人も 守ることもできずに ここらへんでそろそろ 諦めてしまおうか 僕の手の中には 古ぼけた写真が一枚 今夜君のもとへ行こう 真黒な夜汽車に乗って 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 掴みかけた運にも すっかり見放されちまった まるで石ころのように そこらへんに打ち捨てられて ポケットの中には 古ぼけた写真が一枚 今夜眠る場所もなければ 勿論そんな金もない 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ 大切な人の一人も 守ることもできずに ここらへんでそろそろ 諦めてしまおうか 僕の手の中には 古ぼけた写真が一枚 今夜君のもとへ行こう 真黒な夜汽車に乗って 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ 夜の闇の中に 隠しておくれ 朝の露とともに 消しておくれ |
百八つ薪をつめば夜鷹が目を付け あくびをすれば夜中に目が醒め 一息ついた 木陰にしゃがみ 煙草をのんで おならで出した 秋の入り日はウツクしけれども 飽きた頃にはもう毛布布団冬 炬燵の中で 蜜柑の皮が 乾いて縮む 今年も終る 明け まして おめでとう | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 薪をつめば夜鷹が目を付け あくびをすれば夜中に目が醒め 一息ついた 木陰にしゃがみ 煙草をのんで おならで出した 秋の入り日はウツクしけれども 飽きた頃にはもう毛布布団冬 炬燵の中で 蜜柑の皮が 乾いて縮む 今年も終る 明け まして おめでとう |
罪の味(なんじゃらほいバージョン)とうとうおいらやってしまった 越えてはならぬ線をまたいだ 死んだらきっと地獄行きだな お前とももう離ればなれか ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった 素知らぬ顔で誤魔化したって お天道様はちゃんと見ている 忘れたふりで暮らしてたって いつか裁きを受ける日が来る ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった なんだか今日は街の灯りが やけに眩しい、気のせいだろか 鏡に映る俺の後ろに 後光のような輪っかが見える ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった バイバイ、マイハニー、これでもう バイバイ、マイハニー、おしまいだ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | とうとうおいらやってしまった 越えてはならぬ線をまたいだ 死んだらきっと地獄行きだな お前とももう離ればなれか ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった 素知らぬ顔で誤魔化したって お天道様はちゃんと見ている 忘れたふりで暮らしてたって いつか裁きを受ける日が来る ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった なんだか今日は街の灯りが やけに眩しい、気のせいだろか 鏡に映る俺の後ろに 後光のような輪っかが見える ヘイヘイヘイ、俺、バカなこと ヘイヘイヘイ、俺、しちまった バイバイ、マイハニー、これでもう バイバイ、マイハニー、おしまいだ |
引っ越しの準備アルバムを開けば あなたの笑い声が 写真の中から きこえるような気がする 引き出しを開ければ あなたの忘れ物が 片付けられずに 今もそのままそこにある 少しずつ毎日 あなたの着てた服や 部屋から匂いが 消えていくような気がする アルバムを開けば あなたの笑い声が 今でも幽かに きこえるような気がする | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | アルバムを開けば あなたの笑い声が 写真の中から きこえるような気がする 引き出しを開ければ あなたの忘れ物が 片付けられずに 今もそのままそこにある 少しずつ毎日 あなたの着てた服や 部屋から匂いが 消えていくような気がする アルバムを開けば あなたの笑い声が 今でも幽かに きこえるような気がする |
くたびれ詩人今僕の 隣りでは 君が子どもを あやしてる その横で 飯を食い テレビを見てる 僕がいる また今日も 夜が来て 僕は一日 色褪せていく 今僕の 隣りでは 君が寝息を 立てている その横で 眠れずに 夜明けを待ってる 僕がいる また闇が 染み込んで 僕の体は 重くなっていく また明日も 朝が来て 今日と同じに 過ぎていくのか | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 今僕の 隣りでは 君が子どもを あやしてる その横で 飯を食い テレビを見てる 僕がいる また今日も 夜が来て 僕は一日 色褪せていく 今僕の 隣りでは 君が寝息を 立てている その横で 眠れずに 夜明けを待ってる 僕がいる また闇が 染み込んで 僕の体は 重くなっていく また明日も 朝が来て 今日と同じに 過ぎていくのか |
妙なる調べだんだん長くなっていく 壁にのびる影 だんだん薄くなっていく 僕たちの影 窓の外 なんて美しい色 なんだか足の先の方からなくなっていくみたいだ だんだん細くなっていく 僕たちの火 だんだん遅くなっていく 僕たちの時間 何だろう この美しい音 なんだか頭の上の方から聞こえてくるみたいだ だんだん、、、 | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | だんだん長くなっていく 壁にのびる影 だんだん薄くなっていく 僕たちの影 窓の外 なんて美しい色 なんだか足の先の方からなくなっていくみたいだ だんだん細くなっていく 僕たちの火 だんだん遅くなっていく 僕たちの時間 何だろう この美しい音 なんだか頭の上の方から聞こえてくるみたいだ だんだん、、、 |
邂逅あなたが わたしの 名前を 呼ぶのが わたしの 耳には 確かに きこえる ずいぶん遠くに 離れてくらして ずいぶん暫く 話もしてない それでも今確かに あなたがわたしの 名前を呼ぶのを わたしは聞いた さよならの味と ごめんの匂いがした 藍色のような 桃色のような 重たい夜明けが そのあとやってきた ずいぶん遠くに 離れてくらして ずいぶん暫く 話もしてない あなたのこころを ちかくに感じた わたしとあなたが おなじに思えた そろそろ わかって もらえる はずだね 僕らは おなじさ、 僕はね 君だよ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | あなたが わたしの 名前を 呼ぶのが わたしの 耳には 確かに きこえる ずいぶん遠くに 離れてくらして ずいぶん暫く 話もしてない それでも今確かに あなたがわたしの 名前を呼ぶのを わたしは聞いた さよならの味と ごめんの匂いがした 藍色のような 桃色のような 重たい夜明けが そのあとやってきた ずいぶん遠くに 離れてくらして ずいぶん暫く 話もしてない あなたのこころを ちかくに感じた わたしとあなたが おなじに思えた そろそろ わかって もらえる はずだね 僕らは おなじさ、 僕はね 君だよ |
Blowin'in the windHow many roads must a man walk down Before you call him a man? How many seas must a white dove sail Before she sleeps in the sand? How many times must the cannonballs fly Before they're forever banned? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind How many years must a mountain exist Before it is washed to the sea? How many years can some people exist Before they're allowed to be free? How many times can a man turn his head And Pretend that he just doesn't see? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind How many times must a man look up Before he can see the sky? How many ears must one man have Before he can hear people cry? How many deaths will it take till he knows That too many people have died? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind | ハンバート ハンバート | Bob Dylan | Bob Dylan | | How many roads must a man walk down Before you call him a man? How many seas must a white dove sail Before she sleeps in the sand? How many times must the cannonballs fly Before they're forever banned? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind How many years must a mountain exist Before it is washed to the sea? How many years can some people exist Before they're allowed to be free? How many times can a man turn his head And Pretend that he just doesn't see? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind How many times must a man look up Before he can see the sky? How many ears must one man have Before he can hear people cry? How many deaths will it take till he knows That too many people have died? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind |
おもいで遠い遠い物語 昔聴いた古い歌 戻らぬ日々を思い ただ涙にくれるばかり 夕闇の窓辺に立ち 寄り添い雲を眺めた そして星が灯ると あの人はギターを弾いて 二人で恋の歌をささやきあった 夜明けまで 時は流れ花は散り 恋人は去ってしまった 戻らぬ日々を思い ただ涙にくれるばかり 哀しみが私の胸 冷たい雨で濡らす 昔聴いた古い歌 煙草の煙に浮かんで 夢のように儚く かき消された物語 | ハンバート ハンバート | 佐野遊穂 | 佐藤良成 | | 遠い遠い物語 昔聴いた古い歌 戻らぬ日々を思い ただ涙にくれるばかり 夕闇の窓辺に立ち 寄り添い雲を眺めた そして星が灯ると あの人はギターを弾いて 二人で恋の歌をささやきあった 夜明けまで 時は流れ花は散り 恋人は去ってしまった 戻らぬ日々を思い ただ涙にくれるばかり 哀しみが私の胸 冷たい雨で濡らす 昔聴いた古い歌 煙草の煙に浮かんで 夢のように儚く かき消された物語 |
海辺の街までいつのまにか日が暮れて もう足元さえ闇につつまれて 僕はこれ以上歩けない まるで棒きれのような足を引きずって 一日中歩き続けて これ以上歩けない もしも翼があったなら 今すぐ君のところへ ああ…… ふと見ると向こうの山、あかく燃えている 気づけば朝日で僕もあかく染まっていた | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | いつのまにか日が暮れて もう足元さえ闇につつまれて 僕はこれ以上歩けない まるで棒きれのような足を引きずって 一日中歩き続けて これ以上歩けない もしも翼があったなら 今すぐ君のところへ ああ…… ふと見ると向こうの山、あかく燃えている 気づけば朝日で僕もあかく染まっていた |
生活の柄歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで 草に埋もれては寝たのです 所かまわず寝たのです 歩き 疲れては 草に埋もれて寝たのです 歩きつかれ 寝たのですが 眠れないのです 近ごろは眠れない 陸をひいては眠れない 夜空の下では眠れない ゆり起こされては眠れない 歩き 疲れては 草に埋もれて寝たのです 歩きつかれ 寝たのですが 眠れないのです そんな僕の生活の柄が 夏向きなのでしょうか 寝たかと思うと寝たかと思うと またも冷気にからかわれて 秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない 歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで 草に埋もれては寝たのです 所かまわず寝たのです | ハンバート ハンバート | 山之口貘 | 高田渡 | | 歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで 草に埋もれては寝たのです 所かまわず寝たのです 歩き 疲れては 草に埋もれて寝たのです 歩きつかれ 寝たのですが 眠れないのです 近ごろは眠れない 陸をひいては眠れない 夜空の下では眠れない ゆり起こされては眠れない 歩き 疲れては 草に埋もれて寝たのです 歩きつかれ 寝たのですが 眠れないのです そんな僕の生活の柄が 夏向きなのでしょうか 寝たかと思うと寝たかと思うと またも冷気にからかわれて 秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない 歩き疲れては 夜空と陸との 隙間にもぐり込んで 草に埋もれては寝たのです 所かまわず寝たのです |
椰子の実名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月 旧(もと)の樹は生ひや茂れる 枝はなお影をやなせる われもまた渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて胸にあつれば 新(あらた)なり流離の憂(うれい) 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙 思ひやる八重(やえ)の潮々(しおじお) いづれの日にか国に帰らん | ハンバート ハンバート | 島崎藤村 | 田中寅二 | | 名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月 旧(もと)の樹は生ひや茂れる 枝はなお影をやなせる われもまた渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて胸にあつれば 新(あらた)なり流離の憂(うれい) 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙 思ひやる八重(やえ)の潮々(しおじお) いづれの日にか国に帰らん |
旅の終わり家を遠く離れここまで来た あてもなくさまよってたどり着いた この地で今あなたにまた逢えるとは まるで家に帰ってきたみたいだよ 海を渡り言葉もわからぬ地で あてもないままあなたを捜していた こうして今あなたにまた逢えるとは まるで家に帰ってきたみたいだよ あれからどのくらい経ったのだろう 幾つ月を数え枕濡らしたろう 私の祈りはきっと届いたのね まるで家に帰ってきたみたいだよ 長く辛かった日々、遠い昔のよう あなたの腕の中私は眠る 百年もずっと眠っていなかったように まるで家に帰ってきたみたいだよ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | Traditional(原題:North Amerikay) | | 家を遠く離れここまで来た あてもなくさまよってたどり着いた この地で今あなたにまた逢えるとは まるで家に帰ってきたみたいだよ 海を渡り言葉もわからぬ地で あてもないままあなたを捜していた こうして今あなたにまた逢えるとは まるで家に帰ってきたみたいだよ あれからどのくらい経ったのだろう 幾つ月を数え枕濡らしたろう 私の祈りはきっと届いたのね まるで家に帰ってきたみたいだよ 長く辛かった日々、遠い昔のよう あなたの腕の中私は眠る 百年もずっと眠っていなかったように まるで家に帰ってきたみたいだよ |
午睡何もかもが眠る 水の底の街で 僕は一人きり彷徨う 止まったままの時計 君の秘密の箱 何が入っている? 大事そうに抱え込んで 時々のぞいている にじんでく淡いひこうき雲 目を細め…… 冷たい冬の前の 束の間の日向に ねこは丸くなって眠る 僕も夢の中へ なまぬるい風が僕の髪を 揺らしてる…… はるか遠くの方で 君の声が聞こえる くり返し僕を呼んでいる それは夢か現か 夢か現か | ハンバート ハンバート | 佐野遊穂 | 佐藤良成 | | 何もかもが眠る 水の底の街で 僕は一人きり彷徨う 止まったままの時計 君の秘密の箱 何が入っている? 大事そうに抱え込んで 時々のぞいている にじんでく淡いひこうき雲 目を細め…… 冷たい冬の前の 束の間の日向に ねこは丸くなって眠る 僕も夢の中へ なまぬるい風が僕の髪を 揺らしてる…… はるか遠くの方で 君の声が聞こえる くり返し僕を呼んでいる それは夢か現か 夢か現か |
今晩はお月さん山の向こう日が落ちて 夕闇が影を隠す 街の灯が道に落ちて 影をつくる 人気のない小さな店 片隅に腰をおろす グラス越にロウソクの 火が揺れている 帰りたくない 今夜だけは 何もかも忘れて 眠ってしまいたい 今晩はお月さん ここからじゃ見えないけれど 想い出に誘われて 涙が落ちる 帰るところが 私にはない あなたのところへは もう帰れない あなたのいるところ 私には遠すぎる | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 山の向こう日が落ちて 夕闇が影を隠す 街の灯が道に落ちて 影をつくる 人気のない小さな店 片隅に腰をおろす グラス越にロウソクの 火が揺れている 帰りたくない 今夜だけは 何もかも忘れて 眠ってしまいたい 今晩はお月さん ここからじゃ見えないけれど 想い出に誘われて 涙が落ちる 帰るところが 私にはない あなたのところへは もう帰れない あなたのいるところ 私には遠すぎる |
春一番乾いた街に 風が吹きはじめた 冷たい通りを抜けて、君の窓まで いつまでもまつ事はない まぼろし達をおいはらえ 春一番がつくるのは それは君の春の祭 春一番の風は、春一番の風は ヤスガーズ・ファームへ君を 連れていくのだろうか この街を出る為に、今港に漂う 君の船の帆柱に 春一番の風が吹く イヤな街だよこの街は 声もうつろに響くだけ 春一番に誘われて 君の船をこぎだそうよ 春一番の風は、春一番の風は ヤスガーズ・ファームへ君を 連れていくのだろうか | ハンバート ハンバート | 西岡恭蔵 | 西岡恭蔵 | | 乾いた街に 風が吹きはじめた 冷たい通りを抜けて、君の窓まで いつまでもまつ事はない まぼろし達をおいはらえ 春一番がつくるのは それは君の春の祭 春一番の風は、春一番の風は ヤスガーズ・ファームへ君を 連れていくのだろうか この街を出る為に、今港に漂う 君の船の帆柱に 春一番の風が吹く イヤな街だよこの街は 声もうつろに響くだけ 春一番に誘われて 君の船をこぎだそうよ 春一番の風は、春一番の風は ヤスガーズ・ファームへ君を 連れていくのだろうか |
ライブの日誰もいないよ、きっといないよ 僕のうたを聴きたいなんて 誰も来ないよ、きっと来ないよ 期待したって落ち込むだけさ ゆうべ見た夢の中、舞台の上 次の言葉が出てこない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌えるかな 膝のふるえがとまらないよ 誰もいないよ、きっといないよ 僕はもう気にしてないよ 誰も来ないよ、きっと来ないよ だけど歌うよ、手を抜かないよ ゆうべ見た夢の中、舞台の上 客席は誰もいない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌えるかな 体中汗が吹き出てくる ゆうべ見た夢の中、僕の声が 響かない、届かない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌わなくちゃ 君が聴きに来ているから 聴いてくれよ 次のうたも | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 誰もいないよ、きっといないよ 僕のうたを聴きたいなんて 誰も来ないよ、きっと来ないよ 期待したって落ち込むだけさ ゆうべ見た夢の中、舞台の上 次の言葉が出てこない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌えるかな 膝のふるえがとまらないよ 誰もいないよ、きっといないよ 僕はもう気にしてないよ 誰も来ないよ、きっと来ないよ だけど歌うよ、手を抜かないよ ゆうべ見た夢の中、舞台の上 客席は誰もいない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌えるかな 体中汗が吹き出てくる ゆうべ見た夢の中、僕の声が 響かない、届かない そこで目が覚めた 今夜こそはうまく歌わなくちゃ 君が聴きに来ているから 聴いてくれよ 次のうたも |
1時間夜明けまであと1時間 もうそろそろ行こう 聞こえるのは眠る君のかすかな寝息だけ 目を閉じた君の横顔 とてもきれいだよ さよなら 君の耳元にそっとささやいた ああ、僕は君を置いて今ここを出ていく 外は雨 音もなく 僕の頬をぬらす 君と出会ったのはたった半年前のこと もうずいぶん前のことのような気がする 今思えば僕らろくに話もしなかった 時間はいつもあまるほどあったはずなのに ああ、僕は君を置いて今ここを出ていく 外の雨は僕の涙 静かに降りつづく 外の雨は僕の涙 静かに降りつづく | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 夜明けまであと1時間 もうそろそろ行こう 聞こえるのは眠る君のかすかな寝息だけ 目を閉じた君の横顔 とてもきれいだよ さよなら 君の耳元にそっとささやいた ああ、僕は君を置いて今ここを出ていく 外は雨 音もなく 僕の頬をぬらす 君と出会ったのはたった半年前のこと もうずいぶん前のことのような気がする 今思えば僕らろくに話もしなかった 時間はいつもあまるほどあったはずなのに ああ、僕は君を置いて今ここを出ていく 外の雨は僕の涙 静かに降りつづく 外の雨は僕の涙 静かに降りつづく |
陽炎昨日の晩から高い熱が出た それは僕がゆうべ濡れて帰ったせい 今日も窓の外は白く色褪せてる テレビのニュースが君のこと言ってる 蝉の 声が とけて いくよ 夏の昼下がり悪い夢を見た それは僕が君を置いて帰ったせい 今日も窓の外は白く色褪せてる テレビから音が聞こえなくなった 青く 澄んだ 水の 底に 君が静かに 沈んでいるよ まばたきもせず 横になってる 蝉の 声が とけて いくよ 青く 澄んだ 水の 底に はやく はやく 見つけて | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 昨日の晩から高い熱が出た それは僕がゆうべ濡れて帰ったせい 今日も窓の外は白く色褪せてる テレビのニュースが君のこと言ってる 蝉の 声が とけて いくよ 夏の昼下がり悪い夢を見た それは僕が君を置いて帰ったせい 今日も窓の外は白く色褪せてる テレビから音が聞こえなくなった 青く 澄んだ 水の 底に 君が静かに 沈んでいるよ まばたきもせず 横になってる 蝉の 声が とけて いくよ 青く 澄んだ 水の 底に はやく はやく 見つけて |
ブラザー軒東一番丁、 ブラザー軒。 硝子簾がキラキラ波うち、 あたりいちめん氷を噛む音。 死んだおやじが入って来る。 死んだ妹をつれて 氷水喰べに、 ぼくのわきへ。 色あせたメリンスの着物。 おできいっぱいつけた妹。 ミルクセーキの音に、 びっくりしながら 細い脛だして 椅子にずり上がる。 外は濃藍色のたなばたの夜。 肥ったおやじは 小さい妹をながめ、 満足気に氷を噛み、 ひげを拭く。 妹は匙ですくう 白い氷のかけら。 ぼくも噛む。 白い氷のかけら。 ふたりには声がない。 ふたりにはぼくが見えない。 おやじはひげを拭く。 妹は氷をこぼす。 簾はキラキラ、 風鈴の音、 あたりいちめん氷を噛む音。 死者ふたり つれだって帰る、 ぼくの前を。 小さい妹がさきに立ち、 おやじはゆったりと。 東一番丁、 ブラザー軒。 たなばたの夜 キラキラ波うつ 硝子簾の向うの闇に。 | ハンバート ハンバート | 菅原克己 | 高田渡 | | 東一番丁、 ブラザー軒。 硝子簾がキラキラ波うち、 あたりいちめん氷を噛む音。 死んだおやじが入って来る。 死んだ妹をつれて 氷水喰べに、 ぼくのわきへ。 色あせたメリンスの着物。 おできいっぱいつけた妹。 ミルクセーキの音に、 びっくりしながら 細い脛だして 椅子にずり上がる。 外は濃藍色のたなばたの夜。 肥ったおやじは 小さい妹をながめ、 満足気に氷を噛み、 ひげを拭く。 妹は匙ですくう 白い氷のかけら。 ぼくも噛む。 白い氷のかけら。 ふたりには声がない。 ふたりにはぼくが見えない。 おやじはひげを拭く。 妹は氷をこぼす。 簾はキラキラ、 風鈴の音、 あたりいちめん氷を噛む音。 死者ふたり つれだって帰る、 ぼくの前を。 小さい妹がさきに立ち、 おやじはゆったりと。 東一番丁、 ブラザー軒。 たなばたの夜 キラキラ波うつ 硝子簾の向うの闇に。 |
さがしものずっと前からさがしているんだ ずっと本気で求めているんだ 宝石のように輝いているのか はたまた闇に紛れているのか 昨日は西に、今日は東に あてもないままさがしているんだ 箪笥の陰も、引き出しの中も みんなさがした 何度もさがした どこにいるのか僕の好きな人 どこをさがせばめぐり会えるのか 湘南の海も、夜の新宿も みんなさがした 何度もさがした 大阪も行った 名古屋にも行った 南は博多 北は小樽まで お金も払った、 プレゼントもした 働いて貯めて そしてつぎ込んだ だけどどこにも どこにもいないよ 運命の人、本当にいるのか ずっと前からさがしていたのに ずっと本気で求めていたのに 運命だなんて 赤糸なんて 腹のたしにもなりゃしないくせに かなしい気持ちで家に帰った 久しぶりの家 君が待っていた やっと見つけた僕の好きな人 なんだ、はじめから隣りにいたのか | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | ずっと前からさがしているんだ ずっと本気で求めているんだ 宝石のように輝いているのか はたまた闇に紛れているのか 昨日は西に、今日は東に あてもないままさがしているんだ 箪笥の陰も、引き出しの中も みんなさがした 何度もさがした どこにいるのか僕の好きな人 どこをさがせばめぐり会えるのか 湘南の海も、夜の新宿も みんなさがした 何度もさがした 大阪も行った 名古屋にも行った 南は博多 北は小樽まで お金も払った、 プレゼントもした 働いて貯めて そしてつぎ込んだ だけどどこにも どこにもいないよ 運命の人、本当にいるのか ずっと前からさがしていたのに ずっと本気で求めていたのに 運命だなんて 赤糸なんて 腹のたしにもなりゃしないくせに かなしい気持ちで家に帰った 久しぶりの家 君が待っていた やっと見つけた僕の好きな人 なんだ、はじめから隣りにいたのか |
最後の一葉せっかく好きになったのに 今日でもうさようなら 君のこと少しずつ かわってきたばかりなのに とっても楽しかったのに 今日でもうさようなら 明日からは僕たち 別々に生きていくんだ また会うときがあるならば もう誰にも邪魔はさせない また会うときが来るならば 鳥のように自由でいたい たとえ歳をとっても 今日のこと忘れない 風が吹いて最後に残った葉を吹き飛ばした また会うときがあるならば もう誰にも邪魔はさせない また会うときが来るならば 鳥のように自由でいたい たとえ歳をとっても 今日のこと忘れない 風が吹いて最後に残った葉を吹き飛ばした 最後の葉を吹き飛ばした | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | せっかく好きになったのに 今日でもうさようなら 君のこと少しずつ かわってきたばかりなのに とっても楽しかったのに 今日でもうさようなら 明日からは僕たち 別々に生きていくんだ また会うときがあるならば もう誰にも邪魔はさせない また会うときが来るならば 鳥のように自由でいたい たとえ歳をとっても 今日のこと忘れない 風が吹いて最後に残った葉を吹き飛ばした また会うときがあるならば もう誰にも邪魔はさせない また会うときが来るならば 鳥のように自由でいたい たとえ歳をとっても 今日のこと忘れない 風が吹いて最後に残った葉を吹き飛ばした 最後の葉を吹き飛ばした |
あこがれあごひげを おへそまで 編み上げた大男たち 素っ裸に 褌で 列になって歩いてるよ どうしよう、 警察に言おうかどうか迷うな 横断歩道 渡るとき 最後尾がゲロを吐いた なんだかかっこいいな 俺もあんな風になろう 追いかけよう 付いていこう 服を脱ぎひげを編もう | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | あごひげを おへそまで 編み上げた大男たち 素っ裸に 褌で 列になって歩いてるよ どうしよう、 警察に言おうかどうか迷うな 横断歩道 渡るとき 最後尾がゲロを吐いた なんだかかっこいいな 俺もあんな風になろう 追いかけよう 付いていこう 服を脱ぎひげを編もう |
E.A.D.Hey, 前にならい 歩きなさい 余所見しない Hey, 髪が長い 服がださい 顔が暗い こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない Far away ずっと遠くまで 僕を連れて行って Hey, 顔を洗い そしてうがい すぐしなさい Hey, 父は不在 母は夜這い 誰もいない こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない On a plane 海の向こうまで 僕を連れ出して こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない | ハンバート ハンバート | チンパ凡平 | 佐藤良成 | | Hey, 前にならい 歩きなさい 余所見しない Hey, 髪が長い 服がださい 顔が暗い こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない Far away ずっと遠くまで 僕を連れて行って Hey, 顔を洗い そしてうがい すぐしなさい Hey, 父は不在 母は夜這い 誰もいない こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない On a plane 海の向こうまで 僕を連れ出して こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない こんな家 出ていくよ こんな家 二度と戻らない |
幸福論Zもしもなんの前触れなく 明日死んでしまうとしても 悲しむことはないよ 最後に言い残す言葉は「しあわせ」 ヒマな時はダラダラと 忙しい時アクセクして ただの日は適当に 毎日なんとかやってける「しあわせ」 長い長い夢を見ていた 生まれて死ぬまでの夢 コケた事は星の数よ 絶望と後悔はもう 燃えるゴミの日に出した 今なら笑える話だね 「しあわせ」 一緒にごはんを食べよう ワインは安物だけれど 君の仲間も呼んで 最後の晩さんかも知れぬ「しあわせ」 長い長い夢を見ていた 生まれて死ぬまでの夢 深い深い眠りが覚めて 思い出す言葉「しあわせ」 ワッハハハハハ | ハンバート ハンバート | 玉城宏志 | 玉城宏志 | | もしもなんの前触れなく 明日死んでしまうとしても 悲しむことはないよ 最後に言い残す言葉は「しあわせ」 ヒマな時はダラダラと 忙しい時アクセクして ただの日は適当に 毎日なんとかやってける「しあわせ」 長い長い夢を見ていた 生まれて死ぬまでの夢 コケた事は星の数よ 絶望と後悔はもう 燃えるゴミの日に出した 今なら笑える話だね 「しあわせ」 一緒にごはんを食べよう ワインは安物だけれど 君の仲間も呼んで 最後の晩さんかも知れぬ「しあわせ」 長い長い夢を見ていた 生まれて死ぬまでの夢 深い深い眠りが覚めて 思い出す言葉「しあわせ」 ワッハハハハハ |
あしたはきっとあしたはきっと 帰るんだ かわいいあの娘の 住む町に あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんに 会うために あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に 風呂にも入ってサッパリしたし かばんにゃ荷物もつめ込んだ あしたはきっと 帰るんだ ステキなあの娘のいる町に 一番列車に乗りおくれないように きょうは早くふとんにはいろう あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に | ハンバート ハンバート | いとうたかお | いとうたかお | | あしたはきっと 帰るんだ かわいいあの娘の 住む町に あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんに 会うために あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に 風呂にも入ってサッパリしたし かばんにゃ荷物もつめ込んだ あしたはきっと 帰るんだ ステキなあの娘のいる町に 一番列車に乗りおくれないように きょうは早くふとんにはいろう あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で あしたの朝の一番列車で かわい娘ちゃんの待ってる町に |
プカプカおれのあん娘は タバコが好きで いつもプカ プカ プカ 体に悪いから やめなって言っても いつもプカ プカ プカ 遠い空から 降ってくるって言う 「幸せ」ってやつが あたいにわかるまで あたいタバコやめないわ プカ プカ プカ プカ プカ おれのあん娘は スウィングが好きで いつもドゥビ ドゥビ ドゥ 下手くそなスウィング やめなって言っても いつもドゥビ ドゥビ ドゥ あんたが あたいの どうでもいいうたを 涙流すまで わかってくれるまで あたいスウィングやめないわ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥ おれのあん娘は 男が好きで いつも ウフ ウフ ウフ おいらのことなんか ほったらかして いつも ウフ ウフ ウフ あんたが あたいの寝た男達と 夜が明けるまで お酒のめるまで あたい 男やめないわ ウフ ウフ ウフ ウフ ウフ おれのあん娘は うらないが好きで トランプ スタ スタ スタ よしなって言うのに おいらをうらなう おいら 明日死ぬそうな あたいの うらないが ピタリと当たるまで あんたとあたいの 死ぬときわかるまで あたいトランプやめないわ スタ スタ スタ スタ スタ | ハンバート ハンバート | 象狂象(西岡恭蔵) | 象狂象(西岡恭蔵) | | おれのあん娘は タバコが好きで いつもプカ プカ プカ 体に悪いから やめなって言っても いつもプカ プカ プカ 遠い空から 降ってくるって言う 「幸せ」ってやつが あたいにわかるまで あたいタバコやめないわ プカ プカ プカ プカ プカ おれのあん娘は スウィングが好きで いつもドゥビ ドゥビ ドゥ 下手くそなスウィング やめなって言っても いつもドゥビ ドゥビ ドゥ あんたが あたいの どうでもいいうたを 涙流すまで わかってくれるまで あたいスウィングやめないわ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥビ ドゥ おれのあん娘は 男が好きで いつも ウフ ウフ ウフ おいらのことなんか ほったらかして いつも ウフ ウフ ウフ あんたが あたいの寝た男達と 夜が明けるまで お酒のめるまで あたい 男やめないわ ウフ ウフ ウフ ウフ ウフ おれのあん娘は うらないが好きで トランプ スタ スタ スタ よしなって言うのに おいらをうらなう おいら 明日死ぬそうな あたいの うらないが ピタリと当たるまで あんたとあたいの 死ぬときわかるまで あたいトランプやめないわ スタ スタ スタ スタ スタ |
どこまでも一緒よ夜空に双んだあの星のように あなたと二人で歩いてゆこう、同じ道を おぼえているかしら、あの約束 あの日あのときに誓った言葉は何だったの 今独りぼっちで凍えている 父も母もなく恋人にさえも捨てられて 若い男たちは浮気ばかり 昨日はあの娘と、今日はこの娘と、そんな毎日 夜空に双んだあの星のように いつかあなたを道連れにしよう、この世の果て | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | デンマーク民謡 | | 夜空に双んだあの星のように あなたと二人で歩いてゆこう、同じ道を おぼえているかしら、あの約束 あの日あのときに誓った言葉は何だったの 今独りぼっちで凍えている 父も母もなく恋人にさえも捨てられて 若い男たちは浮気ばかり 昨日はあの娘と、今日はこの娘と、そんな毎日 夜空に双んだあの星のように いつかあなたを道連れにしよう、この世の果て |
一粒の種(HHHH version)そのむかし恋人は 一粒の種をまき 僕にこういいました 木がそだち、その枝に 花が咲いたら、そのそばに 家を建てて暮らそうと そのむかし恋人は 一粒の種をまき 僕にこういいました 花が咲き、その花が 実を結んだら、それを摘み 私を迎えに来てくれと 月が欠け、また満ちて 種は木になりました 春が来て、花が咲き やがて実をつけました 枝いちめんつけました | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | そのむかし恋人は 一粒の種をまき 僕にこういいました 木がそだち、その枝に 花が咲いたら、そのそばに 家を建てて暮らそうと そのむかし恋人は 一粒の種をまき 僕にこういいました 花が咲き、その花が 実を結んだら、それを摘み 私を迎えに来てくれと 月が欠け、また満ちて 種は木になりました 春が来て、花が咲き やがて実をつけました 枝いちめんつけました |
罪の味とうとうおいらやってしまった 越えてはならぬ線をまたいだ 死んだらきっと地獄行きだな お前とももう離ればなれか ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった そしらぬ顔でごまかしたって お天道様はちゃんと見ている 忘れたふりで暮らしてたって いつか裁きを受ける日が来る ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった なんだか今日は 街の灯りがやけに眩しい 気のせいだろか 鏡に映る俺の後ろに 後光のような輪っかが見える ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった バイバイ、マイハニー これでもうおしまいだ | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | とうとうおいらやってしまった 越えてはならぬ線をまたいだ 死んだらきっと地獄行きだな お前とももう離ればなれか ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった そしらぬ顔でごまかしたって お天道様はちゃんと見ている 忘れたふりで暮らしてたって いつか裁きを受ける日が来る ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった なんだか今日は 街の灯りがやけに眩しい 気のせいだろか 鏡に映る俺の後ろに 後光のような輪っかが見える ヘイヘイヘイ、俺 バカなことしちまった バイバイ、マイハニー これでもうおしまいだ |
蝙蝠傘水溜まりの中に五十円玉が落ちていた 僕はそれを拾ってポケットにしまった 僕の蝙蝠傘には所々穴が空いていて そのすき間から時に見たくないものが見える ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ 家に帰ってみるとコンロでお湯が沸いていて ちゃぶ台の向こうに黒い影が座っていた 僕と同じ服を着て僕と同じ髪型で 僕と同じ顔だけどほくろの位置がちょっと違う ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ 君が拾った五十円玉は三途の川の渡し賃さ そう言って微笑んだ影のその歯はとても穢かった こうしてとてもあっけなく 僕は何か別のものと入れ替わってしまった 乗っ取られてしまった 僕の蝙蝠傘には所々穴が空いていて そのすき間から時に見たくないものが見える | ハンバート ハンバート | 佐藤良成 | 佐藤良成 | | 水溜まりの中に五十円玉が落ちていた 僕はそれを拾ってポケットにしまった 僕の蝙蝠傘には所々穴が空いていて そのすき間から時に見たくないものが見える ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ 家に帰ってみるとコンロでお湯が沸いていて ちゃぶ台の向こうに黒い影が座っていた 僕と同じ服を着て僕と同じ髪型で 僕と同じ顔だけどほくろの位置がちょっと違う ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ ポロロン、ポロロン、雨が唄うよ 君が拾った五十円玉は三途の川の渡し賃さ そう言って微笑んだ影のその歯はとても穢かった こうしてとてもあっけなく 僕は何か別のものと入れ替わってしまった 乗っ取られてしまった 僕の蝙蝠傘には所々穴が空いていて そのすき間から時に見たくないものが見える |