勧酒~さけをすすむ~さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | ギター担いでやって来た あの日のお前を忘れない 焼けた素肌で笑ってた 前歯が白く光ってた 女に持てず金もなく 年中腹を空かしてた いつもあふれる夢だけを 呑んで歌った夜の海 おーっほっほ あれから三十有余年 苦難の道を生き抜いて お互い色々あったけど よくぞ荒波乗り越えた 誰でも歳は取るものだ 淋しい顔はやめておけ 友よグラスを空けたまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を いつでも胸に思い出せ どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほっほーい 女子供に流行ったものは 巨人大鵬卵焼き 硬派気取って目もくれず ギター抱えて酒を飲む 末は博士か大臣か お袋の夢が胸を焼く 国を語って夜を明かし 国を憂えて涙した あーっはっは あれから三十有余年 肩まで伸ばした長い髪 今では眉にも届かぬが 心の座敷は拡がった 自分の道に花吹雪 自分で蒔いて歌おうぜ 友よ盃干したまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を 決して忘れちゃいけないぞ どんな時でもお前の味方 友よ一緒に歌おうぜ あの夏の日のギターの音を 辛いときこそ信じよう どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほほーい あっはっははーい |
がんばらんばMotttoさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんばね わいなんばしょっと そいけん言うたったい きつかとはなーんもわいだけじゃなかとよ 世間は景気ん悪かて だいちゃかいちゃ言いよるばってん そいがなんねどんげんか すーですーで そんげん言うばってん 今までっちゃずーっと よか時ゃ長うはつづかんやったやっかね どんげんねそんげん思わんね こん位で塩垂れとったら笑わるっばい (ハイ) でんでらりゅうばでてくるばってん でんでられんけんでてこんけん こんこられんけんこられられんけん こんこん がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんばよ 心ん割れても意地できびって止めんね 忘れた頃にゃようなっとるばい 小さか花でも自分の花たい 明後日にゃ綺麗に咲くやろうたい わいなんばしょっと そいけん言うたやかね 悪か事ばっかし続いてたまるもんね 本当ばい明日笑おうで そんげんばってんあんまいやったらちゃんぽん喰うて寝(ぬ)っ (ハイ) でんでらりゅうばでてくるばってん でんでられんけんでてこんけん こんこられんけんこられられんけん こんこん がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんばぞ でんでらりゅうばでてくるばってん でんでられんけんでてこんけん こんこられんけんこられられんけん こんこん がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんばたい がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんばね |
TOKYO挽歌ちあきなおみ | ちあきなおみ | 吉田旺 | 杉本眞人 | 倉田信雄 | 溜息まじりの 夕日の朱(あか)が あんたの横顔 かすめて堕(お)ちる あたいもばかだね 後先(あとさ)き見ずに 心底あんたに 惚れてたなんて TOKYO…TOKYO…あんたは ろくでなしだよ ウブな娘の 夢踏みにじり TOKYO…TOKYO…あんたは 飽きもしないで 人間(ひと)のこころに 風穴(かざあな)あける街 ああ…TOKYO… 酔いどれピエロを 色目(いろめ)で誘い 今夜もあんたは お祭り騒ぎ 決めたよいますぐ あんたと別(き)れて あたいも一から 出直さなくちゃ TOKYO…TOKYO…あんたにゃ 呆(あき)れはてたよ くやし涙も 残っちゃいない TOKYO…TOKYO…最後に ひとつ言わせて 二度とあんたの 顔などみたくない ああ…TOKYO… TOKYO…TOKYO…あんたにゃ 呆(あき)れはてたよ くやし涙も 残っちゃいない TOKYO…TOKYO…最後に ひとつ言わせて 二度とあんたの 顔などみたくない ああ…TOKYO… TOKYO… |
男駅・女駅ちあきなおみ | ちあきなおみ | 千家和也 | 伊藤薫 | 倉田信雄 | 窓ぎわの席だから 私の姿に気づくはず 遅れてもチケットは あなたのぶんまで買ってある いっしょに暮らすしあわせと はなれて暮らすふしあわせ いずれのあなたあなたしだいです 男駅 女駅 明日と今日の境目で 私がひとり外を見る 人の目がこわいから 装いふだん着化粧せず 新しいスカーフに せめても気持ちをあらわして 他人のままで終わるのか いちずに愛をつらぬくか いずれもあなたあなたしだいです 男駅 女駅 みだれる胸に手をあてて 私がひとり目をとじる ふたりで落ちるそれもいい これきりわかれそれもいい いずれもあなたあなたしだいです 男駅 女駅 ほほえみながら泣きながら 私がひとりベルを聞く |
嘆歌(えれじい)ちあきなおみ | ちあきなおみ | 吉田旺 | 曽根幸明 | 倉田信雄 | あなた聴こえますか 港(ちまた)に流れる歌 あの頃あなたがかいた恋歌 誰も俺の歌の良さなどわからないと つかれた眸(め)をしてこの世を捨てたあなた 皮肉すぎます人の世なんて 人の世なんて 今頃あなたの遺(のこ)した歌が ひとり歩き はじめるなんて…… あなた聴こえますか あんなに夢見た日が そこまできたのにあなたがいないなんて 悲しすぎます人の世なんて 人の世なんて あなたは燃えつき恋歌だけが 日毎夜毎 燥(はしゃ)いでいます あなた聴こえますか 港(ちまた)に流れる歌 私の胸にはむなしくひびくばかり あなた聴こえますか…… |
プラットホームちあきなおみ | ちあきなおみ | 吉田旺 | 曽根幸明 | 倉田信雄 | ベルが鳴る… 発車のベルが 雪が舞う…さむいこころに 何かいってよ 黙ってると みじめになる 涙になる あやまらないで そんな眸をして あなただけの せいじゃないわ 「忘れない… あなたとのこと…」 忘れないで… 忘れてしまわないで!」 汽車が出る… あなたを乗せて 雪が飛ぶ… 流れる窓に なにか叫んだ あなたの目に 光るものが 見えたような あなたのあとを 追って行きたい 涙ちらし 雪が吹雪く 行かないで 行かないで 行かないで |
冬隣ちあきなおみ | ちあきなおみ | 吉田旺 | 杉本眞人 | 倉田信雄 | あなたの真似して お湯割りの 焼酎のんでは むせてます つよくもないのに やめろよと 叱りにおいでよ 来れるなら 地球の夜更けは 淋しいよ…… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます 写真のあなたは 若いまま きれいな笑顔が にくらしい あれからわたしは 冬隣 微笑むことさえ 忘れそう 地球の夜更けは せつないよ…… そこからわたしが 見えますか 見えたら今すぐ すぐにでも わたしを迎えに きてほしい 地球の夜更けは 淋しいよ…… そこからわたしが 見えますか この世にわたしを 置いてった あなたを怨んで 呑んでます |
桜桜咲くラプソディさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 駄目でもいいじゃん 雨でもいいじゃん 明日晴れたらもうそれだけでいいじゃん 欲張ったら駄目 諦めたら駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 辛いときは多分 沈み込む気分 今日は今日の明日は明日の風が吹く時分 焦ったら負け 怒っても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 季節(とき)の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 時々はいいじゃん だらけてもいいじゃん 明日はちゃんと戻れたらばそれだけでいいじゃん 突っ張っちゃ駄目 引っ込んでも駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 人は誰も多分 間違うよ自分 失敗して傷ついて反省して十分 泣いたら負け 捨てても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 渡り鳥は渡る時を忘れない 君も僕もやがて飛べる日が来る そう 夏が過ぎて 秋が過ぎて 冬が過ぎて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 季節の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ |
白雨さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | テニスコートのフェンスに 背伸びするようなクレマティスの 花の向こうを君が遠ざかってゆくよ 不意に降り出した雨が まるで丁度ソーダ水の シトロンのように君の靴を白く染めた 言いにくそうにうつむいて 振り返りもせず 傘も差さず駆けだしたね さよならくらい言って欲しかったな 振り向いたら孤独で 背伸びしすぎた赤いダリアに 降りしきる夕立が心に痛い 君が落としていった 一緒に選んだイヤリングは そうか忘れたんじゃなくて捨ててったんだね 嫌われてしまう方が 忘れられるより 少し楽だと 今気づいたよ さよならくらい言いたかったな テニスコートのフェンスに 背伸びするようなクレマティスの 花の向こうを君が遠ざかってゆくよ 不意に降り出した雨が まるで丁度ソーダ水の シトロンのように思い出を染めてゆく |
夜明けのララバイ高橋真梨子 | 高橋真梨子 | 竜真知子 | ヘンリー広瀬 | 倉田信雄 | 夢のように想い出した 彼女の声 あなたの瞳 Ha まだ夜明け前ね 眠るのよ My heart 寝返り打つ にじむピローケース 思い当たる 場面がよぎる Ha うかつな私ね 今気づいた bye bye bye good-bye 眠る 街に なんて静かな雨 先に席を 立った私 追いかけない あなたを見たの Ha 今とぎれとぎれの 夢の中で bye bye bye good-bye いつかあなた 言ったでしょう 君はひとり やってゆけると Ha その意味も知らずに うかれてたの bye bye bye good-bye ほほをすべる なんて静かな雨 Pa Pa Pa …… Ha まだ夜明け前ね 瞳とじて bye bye bye good-bye Ha 今とぎれとぎれの 夢の中で bye bye bye good-bye |
大晦日(おおつごもり)さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | クリスマスが過ぎたなら 今年を振り返る季節 だってもうすぐ誰にでも 新しい年が来る クリスマスが過ぎたなら 心を入れ替える季節 ちゃんと反省した人には 素晴らしい年が来る どんなに辛い年でも どれ程苦しい年でも 全て今年に詰め込んで 悲しみにさよなら 大晦日の夜には ゆく年に心からありがとう みんなで一眠りしたなら 幸せになろう クリスマスが過ぎたなら やさしい人になる準備 来年こそ今年こそは 新しい人になろう クリスマスが過ぎたなら あったかい人になる準備 笑顔で過ごせるような 素晴らしい年が来る 新しいカレンダーと 新しい今年の生命 涙拭い笑って歌おう 悲しみにさよなら クリスマスが過ぎたなら 全ての生命にありがとう みんなで一眠りしたなら 幸せになろう 大晦日の夜には ゆく年に心からありがとう みんなで一眠りしたなら 幸せになろう クリスマスが過ぎたなら (涙拭い) 全ての生命にありがとう (笑って歌おう) みんなで一眠りしたなら (悲しみにさよなら) 幸せになろう 大晦日の夜には (大晦日の夜には) ゆく年に心からありがとう (ありがとう) みんなで一眠りしたなら (素晴らしい年) 幸せになろう (ハッピーニューイヤー) … |
がんばらんばさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば 愛ちゃ恋ちゃ がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんば がんばらんば 我ちゃ俺ちゃ がんばらんばね わいなんばしょっと 何で泣いとっと 苦しかと辛かと悲しかと よかよかようあるばってん 泣いて泣いて元気呼んで どうちゃこうちゃどんげんかすーですーで 負けられんけんね ちからとっとっと わいばかろうてでんほうてでん行っけん どんげんね起きあがりゆんね 待っとっけんいつでんよかでてこんばぞ でんでらりゅうばでてくるばってん でんでられんけんでてこんけん こんこられんけんこられられんけん こんこん がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば 愛ちゃ恋ちゃ がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんば がんばらんば 我ちゃ俺ちゃ がんばらんばね わいはまた涙でぶくれんごとせんばたい 胸んびっしゃげて 穴のほげたとね よかよかそんげんときこそ笑わんばたい 明日もあるたい 笑おうで わいなんばしょっと そんげんきつかとね すいたか放題呑んで おめーてさらこうで どんげんね 来られんごたっとね 待っとっばってんあんまいやったらちゃんぽん喰うて寝っ でんでらりゅうばでてくるばってん でんでられんけんでてこんけん こんこられんけんこられられんけん こんこん がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば 愛ちゃ恋ちゃ がんばらんば がんばらんば どいでんこいでん がんばらんば がんばらんば 我ちゃ俺ちゃ がんばらんばね |
なつかしい海さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | (Returning to the place where I was belong to) 列車のタラップ昇りかけた (My little sea shore) 僕の腕引きとめて 言葉選んで君は さよならを切り出す (Nice to come home) ああ これが最後の見送りになるから 元気でいてくださいだなんて 空はこんなに抜ける様に (MH) 青く拡がってるのに さりげない悲しみ列車に乗せて 懐しい海に帰ろう 愛の腕の中は時が止まってみえる 気がつけばいつでも年老いた『浦島』 ああ ひと駅過ぎる毎に 君が遠ざかって昨日に とけてゆく 列車の窓の向う側に (MH) 懐しい海がみえたら 君に似合った白い波が (MH) 近くに見えたならば 約束を守ろう 思い出をみんな 紙吹雪にして 飛ばそう |
かもめの街ちあきなおみ | ちあきなおみ | ちあき哲也 | 杉本眞人 | 倉田信雄 | やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分らないさ 波止場に出れば カモメがブイに2、3羽 一服しながら ぼんやり潮風に吹かれてみるのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 淋しかないか 帰る故郷があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ ドンブラコ いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった 泣いてくれるのは カモメと霧笛ばかり 一服しながら あれこれ取り止めなく懐かしむのが あたしは好きなのさ カモメよ カモメよ 風邪などひくな 絹の寝床があるじゃなし おまえも一生 波の上 あたしも一生 波の上 あ~あ~ ドンブラコ カモメよ カモメよ あ~あ~ |
雨に濡れた慕情ちあきなおみ | ちあきなおみ | 吉田旺 | 鈴木淳 | 倉田信雄 | 雨の降る夜は 何故か逢いたくて 濡れた舗道をひとり あてもなく歩く すきでわかれた あの人の 胸でもう一度 甘えてみたい 行きすぎる傘に あの人の影を 知らず知らずにさがす 雨の街角 ひえたくちびるが 想い出させるの 傘にかくした夜の 別れのくちづけ 今は涙も かれはてた 頬に黒髪 からみつくだけ ふりしきる雨に このまま抱かれて あゝ死んでしまいたい 落葉のように すきでわかれた あの人の 胸でもう一度 甘えてみたい 行きすぎる傘に あの人の影を 知らず知らずにさがす 雨の街角 知らず知らずにさがす 雨の街角 |
秋桜平原綾香 | 平原綾香 | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす 独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日稼ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら我儘な私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくりかえす母 ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供で いさせてください |
長崎の空さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 海風に乗せて汽笛が聞こえた 遠くで鐘の音が雲に消えた 君と出会ったあの夏の日も 滲むような虹色の夕暮れだった 遙かに時は 過ぎても あの夏の祈り 忘れない 未来へ未来へ 想い伝えて 長崎 長崎 いつか必ず 長崎 長崎 また会えるよね 坂道の途中で君が手を振る あの山の向こうに明日が見える 君の歌声は 届いただろう 長崎の空から 世界の空へ いつか生命は 尽きても あの夏の祈り 忘れない 笑顔へ笑顔へ 伝え続けて 長崎 長崎 いつか必ず 長崎 長崎 帰っておいで 長崎 長崎 歌をありがとう 長崎 長崎 愛をありがとう |
手紙さだまさし | さだまさし | さだまさし | 照屋林賢 | 倉田信雄 | あなたの夢見ました とても悲しそうでした 胸の痛みで目覚めて 窓辺の花に救われた 春の曙 夏の青空 秋の白菊 冬の風 色とりどりの 景色の中で いつでもあなたを 遠くで想っているのです 手紙をください ひとこと「さびしい」と 会えば言葉になりません 会うだけで幸せだから それで手紙を書いたら もっと言葉にならなかった 春の朝焼け 夏の海風 秋の山の彩 冬の温もり 色様々の 暮らしの中で いつでもあなたを 遠くで想っているのです 手紙をください ひとこと「恋しい」と 色様々の 暮らしの中で いつでもあなたを 遠くで想っているのです 手紙をください ひとこと「恋しい」と 手紙をください ひとこと「会いたい」と |
秋麗さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 倒れかかった身体同士で 互いを支えあえたら人という文字になる 支えられたり支えたり 人は一人では生きられないと気づくもの きっとあなたとふたり 生きてゆくと決めた 水篶刈る信濃 月は田毎に 残菊薫る 秋麗 夢見るように生きちゃいけない 人の夢と書けば儚いという文字になる 夢見たことを手に入れるには 夢から覚めなければ永遠に届かない きっとあなたの生命 護ってゆくと決めた 黄昏白く 山に初雪 秋桜揺れて 秋麗 どんな苦労もいつかは過ぎる 水に戻すと書けば涙という文字になる 涙の色が教えてくれた 明日を本当に明るい日と書くために きっとあなたとふたり 幸せに辿り着く 草笛遙かに 色づく林檎 桐一葉舞う 秋麗 秋去姫や 星麗 |
ローズ・パイさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 薔薇の形の角砂糖がもうなかなか手に入らないから 魔法が使えないというので人気薄でも 店をやめようにもやめられない 変な歌で有名になって 二丁目の交差点から17軒目に こだわる客に参ってる マスターの息子が僕の娘に恋をしたというから 面白い事になって来たぞと眺めてたら あのバカ息子と来たらもう不器用が化膿しちゃってて ドジがとぐろ巻いちゃってると娘も呆れていた そうさ青春なんてそんなもの ホントは格好悪くて情けなくって金も無くって それで良いのだ そうさ今しか出来ない悩み事 生きる事の不安からえっちな悩み 真面目な恋や夢を抱きしめ マスターの息子と来たらもう根性だけはあるらしくて うちの娘に二度告白して三度断られて 恋は止めようにも止められない 二丁目中の笑い者でもあわれなくらい一途で 結構良い男なんだけどな ついに娘が条件を出したパンプキン・パイよりずっと美味い お菓子を作る事が出来たら考えるわと ちなみに私は薔薇の香りが大好きなんだけどってなんだよ 娘の方だってまんざらでもないんじゃねーのか そうさ青春なんてそんなもの ホントは格好悪くて情けなくって金も無くって それで良いのだ そうさ若い二人の恋はローズ・パイ 生きる事の不安からえっちな悩み 真面目な恋や夢を抱きしめ 薔薇の形の角砂糖はもうなかなか手に入らないけど ローズ・パイが美味いと世間では大人気でも 店を広げようにも出来ない 変な歌で有名になって 二丁目の交差点から17軒目に こだわる客に参ってる そうさ青春なんてそんなもの ホントは格好悪くて情けなくって金も無くって それで良いのだ そうさ若い二人の恋はローズ・パイ 生きる事の不安からえっちな悩み 真面目な恋や夢を抱きしめ そうさ若い二人の恋はローズ・パイ |
やさしい歌になりたいさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 東へ流れて行く はぐれ雲を見送り 遠い町で暮らしてる あなたを想う 寂しいとも言えずに 独り膝を抱えて 今頃どんな歌を 歌うのだろう ふるさとの夢を 歌う日もあるだろう 恋しい人の名を 呟く日もあるだろう 時々わたしのことを 想い出しておくれ 春の日も秋の日も あなたを想っているよ 傷つき辛い時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 北の空へと帰る はぐれた鳥が一羽 一声啼いて飛ぶよ ふるさとは遠い 父のくれた時計は 胸で時を刻むよ 母のくれた夢はまだ 胸に熱いよ 強い夢ならば いつかは叶うだろう 遠い道のりでも いつかは届くだろう 寄せては返す波に 今日も願っている いつの日かあなたが しあわせになるようにと 切なく苦しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 孤独で悲しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな人になりたい |
つめたい別れ中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 倉田信雄 | 別れる時には つめたく別れて 心が残るから この世も凍ってしまうような言葉 叩きつけて 二人でいたから一人になるのが こんなに難しい 背中へ上着を着せかけて 涙ふいているわ 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた 私が探していたのは 私の愛する人じゃなく 私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて それで それで 思い出にできる それで それで 泣かずにすむ Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで |
夢街道さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 遠すぎる人を 愛し続けるように 追い続けて来た 夢がある 不器用だよねと 自分にあきれ乍ら それが少し嬉しい 旅の途中 この夢 にがいか しょっぱいか 瓢々と空行く 雲のように ただまっしぐら 駆け抜けてみるさ 夢街道 遥かなり 信じていいのか 道はこれでいいのか 問い続けて来た 夢がある ひとに傷ついて またひとに救われて それが生きることか 日はまた昇る この夢 叶うか はじけるか 滔々と流れる 水のように 海に届かぬ 河などないさ 夢街道 一途なり 夢街道 果てしなく 永遠につらぬく 愛のように 道の途中で 倒れて悔いなし 夢街道 遥かなり |
幸せブギさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | なんともヤな 世の中でもめげずに生きて行こう そのうち何とかなる とも思えないけど 何とかしよう 男の子ったら工ッチばかりで頭はスカスカ 女の子ったらかっこばかりで中身はハレホレ おやじは疲れはててる おばさん傍若無人 なんてこったいこのままじゃこの国は終わる それでも一生懸命生きている奴いるいる そういうお前が報われないで世の中たまるか いつか本当の時代が 来るから必ず来るから こんな馬鹿げた世界が続く訳がない 幸せプギウギ お前の為に歌う さあさ 手を取り踊って 悪魔祓いさ 幸せプギウギ なめんじゃねえって言ってやれ いつまでも やさしい俺だと 思うなよ なんともヤな 世の中でもめげずに生きて行こう そのうち何とかなる とも思えないけど 何とかしよう 「やさしさ」なんて口に出したらみんなでゲラゲラ 「正義」と言おうもんならよってたかってボロボ口 「夢」も「希望」も糞味噌これじゃ ワルがのびのびするはず こんなおかしな時代に誰がした 真面目にやるのが確かに虚しくなってイライラ イジメに襲われ金に使われ心はへ口へ口 みんな悔しいはずだよ だからこそ負けちゃいけない パッとここらで 革命起こすか 幸せプギウギ お前の為に歌う さあさ 手を取り踊って悪魔祓いさ 幸せプギウギ 俺の為にも歌う さあさ 手を取り歌って幸せ呼び込め なんともヤな 世の中でもめげずに生きて行こう そのうち何とかなる とも思えないけど 何とかしよう 幸せプギウギ みんなの為に歌う さあさ 手を取り踊って悪魔祓いさ 幸せプギウギ 世界の為に歌う さあさ 手を取り歌って 幸せ呼び込め |
佐世保さだまさし | さだまさし | 藤田恵美 | さだまさし | 倉田信雄 | この頃 近くなった 気がする 父と母の 置いてきた町が 生まれた場所 大切だけど そう ふるさとは 他にもあった 小さい頃は いつも 聞いてた 父の話す あの町のことを ごめんね あまり 憶えてなくて 目に浮かぶのは 笑って 話す姿 寂しくはなかった? ふるさと そのままで 帰りたくはなかった? それから 離れたきり ふたりは 出逢い 町を逃げ出す どんな理由か 人から聞いた 強がりだった 母親からは ふるさとのこと 一度も聞かなかった 坂道多く 海はすぐそば 異国のひと すれ違うところ 暮らせないけど 私の町が もひとつあると 嬉しく思うのです どの道を歩けば 出会えるその頃の 誰からも聞けない ふたりの心の中に 寂しくはなかった? ふるさと そのままで 帰りたくはなかった? それから 離れたきり |
空っぽの客席さだまさし | さだまさし | 財津和夫 | 財津和夫 | 倉田信雄 | もう あの駅で君を二度と待てないの 雨に濡れた君の髪を拭けないの もうできないの 君を笑わせることも 眠れないの君のあのぬくもりで 君のいない夜はまるで 空っぽの客席に唄うようで ぼくは君のこと 一所懸命 愛したよね ふたりのために吐いた 嘘は言えないの ふたりだけの秘密は 二度とつくれないの もう いらないよ 何も ひとり生きるなら 青空も雨の日も 春も夏も秋も冬も あの日の鎖につながれたまま 心はどこにも逃げ出せない ぼくは君のこと 一所懸命 愛したよね 毎日 ふたりだけなのに 毎日が新しかった 君のいない夜はまるで 空っぽの客席に唄うようで ぼくは君のこと 一所懸命 愛したよね こたえてください ぼくからの愛を感じていたと |
秘密さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | きみにはじめて くちづけたのは 夏の手前の 俄雨のあと 草の匂いを 運ぶ風と 明日から来る 夏休みの校舎 何処か遠くで 梅雨の終わりの 雷の音が 聞こえた気がして 耳を澄ませば きみと ぼくの 胸の鼓動 それとも全て 夢 きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 午後 次に会えたら どんな風に 振る舞えばいいか 長い休みを 気もそぞろに やがて香る 秋風に 尋ねつづけてた日々 第二学期に けれどもきみは 帰らなかった ぼくの隣の きみの机の 広さがぼくの 宇宙を呑み込んだようで きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 秋 きみの名前を 胸の奥で 呟いたとき こみ上げる想いに 涙あふれて 秘密は 永遠に 閉じた きみにはじめて くちづけたのは |
君が選んだひとさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | そう 約束したね もしもふたりが 違う道を歩く日が来ても どんなときにも 助け合えると それだけは 信じよう (Um~)全てを包むような 向日葵のような笑顔が 今日から 僕のものじゃないのは どこか とても切ないけれど 君が選んだひとの 笑顔を護れますように 苦しいときこそ 辛いときこそ その手を 離さないで そう 白いドレスの 君の笑顔は 僕も見たことがないほどに この日の為に とっておきだね 妬けるほど 綺麗だよ (Um~)切ないはずなのに 何故か嬉し涙が溢れるよ 僕のことじゃないのに どこか とても幸せなんだ 不思議だね こうして 恋が愛に変わってゆく 苦しいときこそ 辛いときこそ いつでも 君の味方 生きてゆくことは 辛いことばかり けれどひとは 独りきりではない 君が選んだひとの 笑顔を護れますように 苦しいときこそ 辛いときこそ その手を 離さないで 不思議だね こうして 恋が愛に変わってゆく 君が選んだひとの 笑顔を護れますように |
夢一色さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | なにものにもとらわれることなく 君は君の空をゆけ わたしは力のすべてをかけて 君の空を護ろう 信じているから 愛する訳ではない 愛しているから 信じる訳でもない 同じ夢を追いかけて 同じ場所まで往きたい ただ一度だけの生命 夢一色に 染まれ 渡ることの出来ない河ならば わたしを橋にすればいい 暗闇に迷うことがあるなら わたしを燃やせばいい 許しているから 捧げる訳ではない 捧げているから 許せる訳でもない 同じ夢を積み上げて 同じ高さを生きたい ただ一度だけの恋よ 夢一色に 染まれ 同じ夢を追いかけて 同じ場所まで往きたい ただ一度だけの生命 夢一色に 染まれ |
夢の樹の下でさだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 倉田信雄 | 夢の樹の下で 今夜あなたに会えたら 美しい黒髪に 夢の花を飾りましょう 遠くにいてもあなたは いつも近くにいますよ 切ない恋のジレンマ 行きつ戻りつ 夢の樹の実をふたり 枝に腰掛けて食べましょう 甘い香りがするでしょう 思い通りの夢でしょう 暖かな温もりさえ 遠く感じる夜や 不安だらけで震える そんな夜もあるけれど 夢の種を蒔きましょう 明日きっと咲くように 綿毛が月の光に輝きながら あなたまで届くように 夢の樹の下でふたり 今夜きっと会いましょう 夢の樹の下は 暖かいでしょう 思い通りの夢でしょう 夢の樹の下で 会いましょう |
So It's a 大丈夫 Dayさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 なるなるなる どうにかなる 大丈夫 Day 頑張って何度も考えたんだけど やっぱりどう考えても君が好き 想えば想うだけ 想いが増えてゆく その都度少しずつ また君に惹かれてく 叶わぬ恋だと思えば尚更のこと 一方通行のエスカレーターで どんどん高く遠くまで こころが運ばれて 当然足など地に着いてない 夢見るだけでは動かない 傷つくことなど恐れない 倒れるなら前へ 前へと 背中につっかい棒 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 なるなるなる どうにかなる 大丈夫 Day 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 するするする どうにかする 大丈夫 Day 誰もが本当は不安だらけの毎日 助けてくれって叫び出したい程 逃げ出したくても逃げ出せない 息苦しくても人間だもの まさか息をせずには生きられない あと少しあと少しだけと頑張ってる あいつをみんなで褒めようじゃないか 肩の力を抜いて にっこり笑ってごらん ほら器量は十倍 力は百倍だぜ 今日を悔やんでもしょうがない 明日を恐れていちゃ意味がない 倒れるなら前へ 前へと 背中につっかい棒 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 なるなるなる どうにかなる 大丈夫 Day 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 するするする どうにかする 大丈夫 Day |
永遠までさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう 熱くとろける短い恋でなく 時を急ぐ風のよな恋でなく よりそう木漏れ日に道を尋ねる 旅人のようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ日は長い 夢の中でも虹の七色が 数えられる夜は眠れない 自分本位の恋の不安を 数えだしたら長い夜になる 傷に怯える短い恋でなく 憧れのよな儚い恋でなく 涯てなく広い海原をたゆとう 木ぎれのようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ時間はある 月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう |
城のある町さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 春は お城に花吹雪 ぼんぼりに淡い明かり灯る いにしえに石垣をひとつひとつ 積み上げた誰かを偲ぶ頃 城のある町で 生まれたから 辛いときには 坂道のぼれ 見返り坂を抜けて 振り向けば どうにかなるさと 瀬戸の青い海 夏は 白壁に赤い色 あなたの手の団扇が風を呼ぶよ 虫送り 夜空に遠花火 踊りの宴 やがて地蔵盆 城のある町で 生まれたから 嬉しいときにも 坂道のぼれ 潮湧く瀬戸は 光りに揺れて あれは北前船か さて幻か 秋は 月見の天守閣 ふと暖をとるや月菜汁 冬も 変わらぬ讃岐富士 金刀比羅へ向かう遍路みち 城のある町で 生まれたから 悲しいときこそ 坂道のぼれ 二の丸越しに 明日が見える 石垣の向こうに すぐ春が来る 城のある町で 生まれたから… |
September Moon~永遠という一瞬~さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 酷く悲しい場面に心が凍り付く 摩天楼がゆっくり崩れ落ちる New York New York 人はいつまで こんな風に 傷つけ合うのだろうか 下弦の月が傾く東京 人ごとのように過ぎてゆく平和 君を抱きしめながら 涙こらえながら 見上げれば September Moon 酷く悲しい場面が繰り返される 爆撃と子供たちの笑顔 New York New York 信じることを 投げ出すのは あまりに悲しすぎる 永遠は一瞬の中にだけ 存在するものだと解ってるけど 生命(いのち)を歌うこと 愛を奏でること 決して あきらめない 君を抱きしめながら 涙こらえながら 見上げれば September Moon |
ミスター・オールディーズさだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 倉田信雄 | ミスター・オールディーズに会った 子供の頃から あこがれてたシンガー 足が震えたよ 港の側の場末の 小さなライブハウスで ミスター・オールディーズが笑った 照れたように 嬉しいこと言うじゃないか 聴きなよボーイ あの頃よりずっと深い あの唄を聴かせるから 落ちぶれたと思ったろう? 確かに暮らし向きはそうさ でも判るだろう? 魂さえ売らなきゃ音楽は 落ちぶれなどしないものさ いろいろ衰えたけど 昔より良いことばかり 第一幸せだ 歳をとることは 悪いことばかりじゃない ミスター・オールディーズが言った 聴きなよボーイ 誰でもいつか必ず 年寄りになるのさ そんなことは少しも 悲しいことじゃない 悲しいのはねボーイ 自分を哀れむことさ ね、判るだろう? 俺はあの頃より自分が好きさ 君もシンガーなら若いときに もてはやされて捨てられるがいい 一番大切なものに出会うためにね 歳をとることは 悪いことばかりじゃない 痺れてたあなたにミスター まばらな客席でミスター あの頃よりずっと大きくて新しい 生まれて初めて 早く歳をとりたいと心から あなたのようになりたいと 立ち上がって思わず叫んでた ブラボー ミスター・オールディーズ |
岬までさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 山から吹く風が 妙に心地良いでしょう 倶知安の空の雲は 温か色でしょう 短い夏だけど 慌てる事もない 旅や恋なんて 急ぐものじゃない 岬まで行くなら あの娘に伝えてよ 来年の今頃には 会いに行くと 神威岬にハマナスが咲く頃 急がない旅なら のんびり ひと眠り 蝦夷富士を見上げながら 一杯やりましょう 人生という名の 一度きりの旅人 景色でも眺めながら ほろほろ歩く 岬まで行くなら あの娘に伝えてよ どうやらこうやら 暮らしていると 神威岬のカモメにも よろしく 岬まで行くなら あの娘に伝えてよ 約束通りに 迎えに行くと 神威岬の 霧が晴れた頃に 神威岬のハマナスが咲く頃 |
君の歌うラブソングさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 君の歌う切ないラブソング ラジオから聞こえる 僕との恋の歌 今はもう過ぎ去りしラブソング すれ違う心を止められず別れたあの日 サヨナラの代わり 君に手渡されて そのまま読まずにいた手紙 そっと開けばそこに 添えられてた「もう一度だけ」の魔法のカード 明日は別れて二度目のクリスマスイブ 今更に聴き返すラブソング 僕だけに聞こえる魔法の呪文 「もう一度」そんな名前の港のカフェ 二人の懐かしい恋のふるさと いつもの窓の 星の見える席で 今降り始めた雪を 眺めながら君を待てば |
春待峠さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 白い 白い雪の下を 流れる水に 色とりどりの鯉 揺らいだ 青い 青い空を写し 流れる水に 君の淋しそうな 笑顔が揺れた また会えるかな きっと会えるね 春待峠 去りゆくバスを 追いかけながら 走ったねきっと 雪どけの頃に 必ず 遠い 遠い君の心 尋ねるように 夢とりどりの恋 はじけた 強く 強く祈ったら いつか叶うかな 二人 手のぬくもりを 抱きしめる春 また会えるかな きっと会えるね 手を振りながら 声を限りに 叫んだ恋は 届いたかな 君が好きだと また会えるかな きっと会えるね 春待峠 去りゆくバスを 追いかけながら 走ったねきっと 雪どけの頃に 必ず |
非因果的連結(シンクロニシティ)さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 倉田信雄 | 子供の頃に僕は大きな鳥にあこがれてた あの山の向こうに広がる自由を夢見た どこまでも青い空を飛び続けたかった 青春を迎えて僕は恋にあこがれた 世界のどこかにいるはずの愛する人に 偶然を装う螺旋状の 非因果的連結(シンクロニシティ) 君はまだ 僕を知りもせず 出会う日を 待っている 僕は誰 何のために生まれ 僕は何故 生きてる 解らなくて 泣いた 大人になって僕は名誉と力を求めた 嘘も見栄も覚えて自分を傷つけただけ そして今大きな鳥にまたあこがれてる 大空を自由に飛びたい 何処までも 空高く 僕は誰 何のために生まれ 僕は何故 生きてる 大空を自由に飛びたい できるなら 君と二人で 僕は誰 何のために生まれ 僕は何故 生きてる 解らないけど 泣かない |
たいせつなひとさだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | その手を離さないで 不安が過ぎゆくまで 哀しみのほとりで出会った その温かい手を 寂しいと口にすれば 生きることは寂しい 喜びと悲しみは 光と影のように いつでも 寄り添うもの 幸せと口にすれば 不幸せばかりが映る 何故かこの世に生まれ 迷いながらも生きる あなたに 届くために あなたの存在だけが 他の全てより秀でてる 星や月や花や鳥や海や空よりも 際だっていて 愛おしくて たいせつなひと その手を離さないで 不安が過ぎゆくまで 哀しみのほとりで出会った その温かい手を 愛ばかりを集めたら 憎しみまで寄り添う ささやかに傷ついて ささやかに満たされて このいのちを生きたい あなたの存在だけが 他の全てより秀でてる 星や月や花や鳥や海や空よりも 際だっていて 愛おしくて たいせつなひと その手を離さないで 不安が過ぎゆくまで 哀しみのほとりで出会った その温かい手を その手を離さないで 不安が過ぎゆくまで 哀しみのほとりで出会った そのたいせつなひと |
ひとりぼっちの青春ちあきなおみ | ちあきなおみ | 大高ひさを | 上條たけし | 倉田信雄 | あの女(ひと)が 泣いたって いゝや俺らの せいぢゃない 重ねたグラスに 訊(き)いてみな 窓に光る あの星かげより 冷めたく 生きてく 俺らのこれが 青春さ 恋をして 夢をみて あまい口づけ しただけで 別れてゆく夜の 憎い影 俺は嫌だ 真実ひとつに 命を 賭けても 生きたいように 生きるんだ |
百花繚乱ちあきなおみ | ちあきなおみ | 水谷啓二 | 倉田信雄 | 倉田信雄 | 覚えてますか 初めて誰かを 愛した頃の 春の日差しを 生まれたことの 喜びに似た 胸のときめき そして切なさ スミレ 撫子 人知れず つのる想い艶やかに しとしと雨が 続くこともある 思い通りに 雲が晴れずに だけど時には それもいいかと 縁側に立ち ため息ついた アヤメ シャクナゲ くよくよと 悩むよりもしっとりと (あ…) 四季それぞれに華があり 愛それぞれに人がいる 人それぞれに恋をして 百花繚乱 したたかに 桔梗 コスモス 振り返る 路に揺れてひっそりと 枯れ葉を叱る 木枯らしを過ぎて ひとりぽっちの 雪に埋もれる だけど時には それもいいかと 両手に息を 吹きかけてみる 椿 ツワ蕗 寒々と また来る春 待ちながら (あ…) 四季それぞれに華があり 愛それぞれに人がいる 人それぞれに恋をして 百花繚乱 (あ…) 四季それぞれに華があり 愛それぞれに人がいる 人それぞれに恋をして 百花繚乱 したたかに 百花繚乱 したたかに |
祭りの花を買いに行くちあきなおみ | ちあきなおみ | 友川かずき | 友川かずき | 倉田信雄 | 祭りの花を買いに行く 村の鈴木商店へ 木々はさえざえと 天にあり 祭りの花を買いに行く いつもの顔 いつもじゃない顔 子供もよそゆきおべべ着て かごめかごめを唄ってる 祭りの花を買いに行く 上の姉やには ブルースター チーの姉やには 山ききょう 祖母のミヤには 夏小菊 祭りの花を買いに行く 年に一度の無礼講 たいこや笛も鳴りやまず いずれも浮かれて あから顔 祭りの花を買いに行く |
雨月の使者中島みゆき | 中島みゆき | 唐十郎 | 中島みゆき | 倉田信雄 | つむじ風に逆らって 知らない路地を曲がるとき ふと思いだす 忘れた使い 夢の中の原っぱに 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く走って 月の明かりに照らされた 白紙の日記をのぞくとき ふと思い出す 忘れた誓い 夢の中の森深く 月見草だけが揺れている どこかで見たような あばら屋ひとつ そこで誰かが呼んでいる 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び 行かなくては 行かなくちゃ ちぎれ雲より早く飛び |
あたし時々おもうの中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 倉田信雄 | あたし時々おもうの 命は いったいどれだけ どれだけのことを できるものかしら いつのまにか いつのまにか 命の終わり あたしたちが 若くなくなったとき あたしたちは まだ いつか いつかと 声をかけあうことが あるかしら 命は 命は なんにもしないうちに 終わってしまうから 「若い時」なんて あたしたちにも もう、ないの いつのまにか いつのまにか 命の終わり あたしたちが 若くなくなったとき あたしたちは まだ いつか いつかと 声をかけあうことがあるかしら 命は 命は なんにもしないうちに 終わってしまうから 「若い時」なんて あたしたちにも もう、ないの 若くなくなったあたしたちは いったい どんな顔をして 行きかえばいいの いったい どんな顔をして 若くなくなったあたしたちは いったい どんな顔をして 行きかえばいいの いったい どんな顔をして あたし、時々おもうの |
風の姿中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 倉田信雄 | そんな人だと思わなかった、と言われて どうして涙が出たの どんな人だと思われたくて どこの誰の真似をしてきたの 嵐が近い 嵐が近い 折れた小枝が窓を叩いているわ だから 風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて 「らしい」と言われて付けてたブレス 鎖の角が本当は痛かった 悪く言われて破って捨てた シフォンのシャツが本当は好きだった 嵐が近い 嵐が近い 思いがけない私かもしれないわ だから 風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて だから 風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて |
たんぽぽ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 倉田信雄 | 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる いつもあなたは 言葉少なく わたしをじっと みつめてくれる もしもあなたが 後ろをみせて あした旅立つ ことがあっても あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても きょうの思いは わたしに残る 熱い思いは わたしに残る 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる 今度もう一度 風が吹いたら 行くよと言った あなたが言った 風よ吹くなと 祈るわたしの 髪を乱して春風吹いた あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても あとは追わない 決めた心が ゆれてゆらいで 風にはじけた 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽ白く もえて旅立つ 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽ白く もえて旅立つ たんぽぽ白く もえて旅立つ |
あなたが好きで森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 倉田信雄 | あなたが好きで好きでたまらない こんな気持 夜明けも夕暮れも 眠りの中もそばに居て欲しい 深く深く傷つき 泣いた夜も孤独さえも 二人がこんな風に 出逢う為の道標 月の光の中踊る 二人の影が揺れる 少女の頃に見た夢がきらめき よみがえる あなたを愛して 私は生きてる あなたと出逢って 私は生きてる あなたが好きで好きでたまらない こんな気持 どこかで運命られた ひとつだけの明日を祈る 強く優しく抱きしめて 永遠を伝えたい 風のように波のように 引き合う力信じて 握りしめた指 そのまま離さず あなたと出逢って 私は生きてる あなたを愛して 私は生きてる あなたと出逢って 私は生きてる |
砂漠寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 倉田信雄 | まるで焼けついた 線路を裸足で歩くようさ 銀の太陽が 容赦もせずに照りつける 君は少しずつ 無口になりはじめ 果てない砂漠に ふっとため息ついた もうあとに戻れない 止まらずにゆくだけさ だから君には無理だと 云った筈だぜ 決めた あの日に ゆれる蜃気楼 からかうように ゆく手誘う 熱いハンドルが 生ぬるい夢をはねつけてる 気をとりなおして 俺に笑ってみろよ 素顔の君は やけにきれいに見える もう 気取っていられない 我がままは生命(いのち)とり 冷たい水だけが 大事な今は すべてが見えるさ Ah… エンジンがどうやら先に あごを出した 上げたボンネット 汗は流れる絶え間なく 憂うつな俺に 急に気がついたのか 出逢った頃の 笑顔見せてくるよ ねえ 意外な君がいる いつもとは別人さ 自慢の脚までが 砂まみれでも 文句さえ言わずに Mu… 風の中 先を急ぐ旅 砂煙 のぞく双眼鏡 コンドル横切る 俺の上 コバルトの海が 突然目の前に 焦げたタイヤを 波がおしよせ洗う もう 海へ駆けだして 何もかも脱ぎすてて とびきりの表情で 手をふる君に 決めた この胸…… |
九月寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 倉田信雄 | ただよう風の入江 あなたのいない九月 別離を言われてもいい 永遠に失うなら やるせない夏 俺をつらぬいたまま終る 波間へなげた想い 全てが翳る九月 鎧戸をおろしたら 二度と此処へ来ない もうすぐ来る雨に 流してしまう何もかも 別離を言われてもいい 永遠に失うなら やるせない夏 俺をつらぬいたまま終る |
Standard寺尾聰 | 寺尾聰 | 来生えつこ | 倉田信雄 | 倉田信雄 | 影と刺の都会 くぐり抜けて 休息は ひとときの余裕の 室内(へや)で 濃いめの コーヒー君がいれて息をつく メロディー かすめるジャズ スタンダード Woo 愛だけは せめて普通にと 少し風を入れて そよぐ心 休息は ゆったりシンプルな 室内(へや)で 花なら しっとり水を含みあざやかに 君にも 眠りはそっとスタンダード Woo 愛だけは いつもうるおって 愛だけは いつも普通にと |
紅い花ちあきなおみ | ちあきなおみ | 松原史明 | 杉本眞人 | 倉田信雄 | 昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく 時は過ぎるのか 琥珀のグラスに 浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いを込めて ささげた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの 苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ 歪んでうつる あの日のように 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 影ひとつ 紅い花 暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ 今日も消える 夢ひとつ |