スキマスイッチ

僕は死ぬまでいったい何回、隣に居るあなたの名前を呼べるのだろう。

僕は死ぬまで いったい何回
隣に居るあなたの 名前を呼べるのだろう
「未来花」/スキマスイッチ

 今年デビュー15周年を迎える“スキマスイッチ”が、2018年3月14日にニューアルバム『新空間アルゴリズム』をリリース!歌ネットでは、今作に収録される新曲「未来花」(読み:ミライカ)の歌詞を先行公開しておりますので、さっそく今日のうたコラムでもご紹介いたします。まず、歌詞のテーマは【名前を呼ぶ】ということ。そのテーマを芯に、大切な人との愛の絆が描かれているのです。

 すでにSNS上には、たくさんの方から「未来花」に対する想いが寄せられているのですが、「ほっこりした」「明るい希望や幸せが感じられた」という声と同じくらい「切なくなった」「泣いてしまった」という声も多く見られます。それはきっと、自分の大切な存在を<あなた>に置き換えてみたとき、それまで当たり前だった<隣に居るあなたの 名前を呼べる>ことの、本当の意味、尊さに、気づくからではないでしょうか…。

誰もがみんな 生まれてすぐに
命の証として もらった贈り物

愛に包まれて 愛を覚えて
出会いと別れ繰り返し こうしてあなたにめぐり会えた
「未来花」/スキマスイッチ

 第一に【名前】とは、私たちが<生まれてすぐに 命の証として もらった贈り物>です。「幸せな人生を歩んでほしい」という想いから、運の良い字画数を調べて、選ばれたものかもしれません。「こんな子に育ってほしい」という想いが表れたものかもしれません。いずれにせよ名づけた方の“願い”が込められたプレゼントが【名前】なんですよね。また、名前を付けてもらうということは、まだ花も木も生えていない自分の道に、最初の“種”=“愛”を蒔いてもらうということでもあるのでしょう。

 そして<誰もがみんな>自分の【名前】に込められた“願い”を、生きることによって少しずつ叶えてゆきます。そのために最初の“種”はそばにいる人の<愛に包まれて>芽を出し、ぐんぐん育ち、花を咲かせ、たくさんの新しい種を作る。やがて自らも<愛を覚えて>誰かや何かに“種”=“愛”を蒔くようになる。そうやって<出会いと別れ繰り返し>ながら人生の景色は鮮やかになってゆき、いつかは最も大切な<あなた>にめぐり会うのですね。

あなたと一緒に あとどれくらい
「おはよう」で始まる朝を 迎えられるだろう

声が届き 声を返す
そんな 何気ない日常 ひとつひとつに愛情の種を撒こう
「未来花」/スキマスイッチ

 さらに【名前】とは、誰かに呼ばれるたび、生きている証がしみ込んでゆくもの。<隣に居るあなたの 名前を呼べる>のは、「○○、おはよう」と朝を迎えられるのは、大切な<あなた>の【名前】が育ち続けているということなんです。だけど、命には限りがある…。この歌を聴くと、愛おしさと同時に、哀しい“いつか”のことも想像してしまうから「切なくなった」「泣いてしまった」という方も多いのだと思います。でもだからこそ<声が届き 声を返す そんな 何気ない日常>がある今、ちゃんと<ひとつひとつに愛情の種を撒こう>と、何度も名前を呼ぼうと、この歌は伝えるのです。

僕が優しくあなたを呼ぶ
振り返る笑顔 一輪の花が咲く
このままずっと この先ずっと 小さな幸せ束ねよう
眩しいくらい美しく輝く
僕の胸でそっと揺れている
真っ白なその花の名前は

未来
「未来花」/スキマスイッチ

 【名前】は人生最初のプレゼントであり、生きてきた証であり、生きている証。そして<このままずっと この先ずっと>共に生きてゆこうとその名を呼ぶ、誰かの<未来>への願いが込められたものでもあるんですね。過去、現在、未来、すべてに通じている、まさに人生そのものが【名前】であると言えるのかもしれません。みなさんは、大切な人の名前をちゃんと呼んでいますか…? 素敵な「未来花」を咲かせるため、一日一日、丁寧に<あなた>と生きてゆきたいですね…!
「未来花」は、ピアノとボーカルだけの編成で奏でられる珠玉のバラード。
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