大森靖子プロデュース!ずんね from JC-WCの「14才のおしえて」

バカで アホな 同級生とはちがう
1年たっても あたし あんな 大人になれない

サクラ殺し せんぱい 渡り廊下駆けてく
ゆらりゆらり落ちてく 恋は…

おしえて14歳のロマンティック
あたしだけがまだ
知らない未経験があるのは知ってる
「14才のおしえて」/ずんね from JC-WC

 11月18日にリリース“ずんね from JC-WC ”のシングル「14才のおしえて」が発売に先がけ歌詞先行公開スタート!ずんね from JC-WCは、配信ドラマからスタートした劇場公開作品「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。」にて主演を務めた女優の蒼波純、ラッパー役で出演したアイドルの吉田凜音による期間限定14才のアイドルユニット。この曲を作詞作曲プロデュースしたのは、シンガーソングライターの“大森靖子”です。アイドル愛好家の彼女だからこそ描ける14歳のリアルな言葉が詰まった1作。
 
 また、映画「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。」は、世界初“女子中学校のトイレ”が舞台になった作品。“女子トイレ”という言葉に、ちょっとザワッとした気持ちになる女の子も多いのではないでしょうか…。あの場所には、公では出せない本性や水には流せない秘密話、陰口が溢れているものです。それは大人になっても変わらないことですが、とくに10代の頃は友だちと一緒にトイレに行ったり、めんどうな風習がありますよねぇ…。それは、無意識のうちに“自分がどこかのグループに所属していることのアピール”や“悪口を言われる隙をなくすため”、逆に“陰口を叩くため”だったりするそうな。
 
 とりわけ10代の頃というのは、自我と闘ったり、人からどう思われているかが気になったりする時期。そのため、音楽でもそんな葛藤や不安を描いた作品が多く存在します。たとえば有名なものだとアンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」や尾崎豊の「15の夜」などもそうですが、タイトルに「14歳」「15歳」というワードが含まれているものだけで10曲以上。「16歳」は16曲、「17歳」は31曲も存在するのです。
 
いなくなったらさみしいよ だったらみんなの前で話してよ
恋はいけないことなんて 教えてくれなかったじゃない
子供じゃないもん17
もう子供じゃないもん17
教科書みたいなことききたいんじゃないのよ
ゆめみたいなこと言って欲しいでもないのよ
「子供じゃないもん17」/大森靖子

 そういえば、先日ツイッターのbotで「自殺したって何も美しくない年齢になってしまったなとぼんやりおもう」という詠み人知らずの一節を目にしました。そもそも自殺なんて美しいものではないと思う反面、やはり“若さ”には“花”と同じような儚くて美しい物語が含まれているものなのだと感じてしまいました。たしかに、歳を重ねるごとに自分の年齢の歌が少なくなっていきます…(泣)。でも!“自殺したって何も美しくない年齢”を嘆くより、生きれば生きるほど、輝きを増していくような人生にしていきたいものですね…!