2025年10月1日に“SIX LOUNGE”がEP『燦燦』をリリースしました。今作には、以前から親交の深いバンド“TETORA”より、ボーカル上野羽有音を迎えた記念すべき初コラボ楽曲「おどるらいおん feat. 上野羽有音(TETORA)」を含む全5曲が収録されております。
さて、今日のうたではそんな“SIX LOUNGE”のナガマツシンタロウによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。第2弾は収録曲「ロックンロール」にまつわるお話です。今、日常のなかで居場所がないと感じている、そして、ロックンロールを愛しているあなたへ。ぜひ歌詞とあわせて、エッセイを受け取ってください。
◆紹介曲「ロックンロール」
作詞:ナガマツシンタロウ
作曲:ヤマグチユウモリ
…深夜四時は夜の裂け目
まんまるなお月さまって、夜空にぽかんと開いた傷口みたいね
眠れぬ鳥は目をギラつかせてさまようの
ここから先は誰も立ち入れない
ロックンロールって、すごく自由で、めちゃくちゃで、ふざけてて、どうしようもなくて、いやらしくて、何も考えずに踊ることができる、無条件の愛なんだよ。
例えば、休み時間の賑やかな教室でひとり、うつ伏せでイヤホンしてるお前に、ロックンロールはこう叫んでくれる。
「居場所はここにあるんだぜ」
馴染めなくたって、別にダサくないんだ。寂しいやつじゃない。なぜならお前はロックンロールを知っている!すごく幸せな人間なのだよ。
レコードに針を落として、回り出す瞬間、お前の人生も動き出したんじゃないの?
たった一枚のレコードで
3分しかないあの曲で
ほんの一行だけのフレーズで
人生は変えられちゃうんだよ。
勉強が嫌なら教科書なんて捨てちまえ。学校なんて、会社なんて、辞めちまえ。どうせ死ぬまで自己責任なんですよ、後先考えずに、好きなことしたいよね。
どうせ死ぬぞ
この世界なんて何でもないものだから
おもんない雑踏
ふさがる才能
ろくでもない細胞
中身のないナッツみたいw
鳴り響くロックンロール
脳みそが犯されたあの日の衝動が
胸をかき回すんだ
グサグサと刻む
生き様を音にする
合言葉はI LOVE YOU
君の答えに間違ってる事は
一つもない
存在しなくていい人間なんて
一人もいない
それじゃ、おやすみ。
そろそろ太陽が起きるから
<SIX LOUNGE・ナガマツシンタロウ>
◆紹介曲「ロックンロール」
作詞:ナガマツシンタロウ
作曲:ヤマグチユウモリ
◆EP『燦燦』
2025年10月1日発売
<収録曲>
<収録曲>
1 ロックンロール
2 おどるらいおん feat. 上野羽有音(TETORA)
3 愛don't OK
4 儚げブルー
5 ロリギャングスター