いつも泣きたくなったら星を見る。月を見る。

 2021年8月4日に“MOSHIMO”がフルアルバム『化かし愛』を日本コロムビアよりリリース&メジャーデビュー!様々な恋愛における「シーン」をリアルに赤裸々に切り取った楽曲を中心に、コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、ファンへの思いを重ねた楽曲や、ライブシーンで話題のMOSHIMOらしいエネルギッシュな楽曲など全12曲を収録。バンドがメジャーシーンに飛び込む決意の現れた1枚となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放ったMOSHIMOによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその最終回です。岩淵紗貴が執筆。綴っていただいたのは、今作のラストを飾る楽曲「調子どう?」のお話。コロナ禍の苦しかった気持ち。泣いてくじけて落ち込んだからこそ気づけたこと。これからの意志。様々な想いが込められたこの曲の歌詞とエッセイを是非、受け取ってください。

~歌詞エッセイ最終回:「調子どう?」~

コロナ渦、リリースできなくてライブもできなくて
すごく苦しい活動をしてました。
この曲はね、皆んなに会えないし
元気にしてるかなっと思って作った曲です。


私からのMOSHIMOを聴いてくれてる人に向けて
お手紙みたいな感じかな…!!


コロナ渦はずっと続いてるけど皆んなは何を感じて
どう過ごしてた??

正直ね、、、めちゃめちゃしんどかったよ笑

沢山失くして、亡くして、失って。

心がいくつあっても足りない感じ。


落ちるところまで落ちたら
怖いもんなんかなくなっちゃった。

だから言えるけど
思い通りに生きてきたことなんてなかったなって
思い返すタイミングになったよ。

多分、私はとっても欲張りなんだと思った。
好きな事して生きていたつもりだけど
正直、足りない!!!!

表現したりないし、もっともっと自由がいい。
何にも縛られたくない。
もっともっと刺激が欲しい。
知りたい。探しに行きたい。

欲深いことは何も悪いことじゃない!!
見方を変えればいいだけ。
向上心、目指すものが多いだけ。


だからさ、今の自分を否定しないでね!!
経験に勝るものは無いじゃん!?


いつも泣きたくなったら星を見る。
月を見る。
今の自分の所在地を確認するため。
天体は未来も過去も現在もぼんやり見せてくれる。
タイムマシーンみたいな感じ。


「調子どう?」の2番は
その苦しかった時の気持ちを書いてるんだけどさ

帰り道は一人 星を見る

精一杯駆け抜けて
いっぱいいっぱい泣いちゃった
流れ星にお願いは
しないで しないで 叶えるもの!!


って書いてるのね。

流れ星ってお願いしちゃうじゃん。
でもそれは願いだから自分の叶えたいこと。
つまり目標なんだよ。

沢山亡くした時に、私の1番のお願いは叶わないことが
分かった。
だからお願いはしない!!!!

流れ星を見た数だけ目標や達成する課題があるんだと
思ってる!!!!
沢山見れると可能性がいっぱいなんだと嬉しくなる。

今だってなんとかこうやって繋がっていられる
読んでくれた皆んなに感謝してます。
ありがとう!!!!


さぁ、、、今からどんな風になってくのかな?
皆んなと共に生きて泣いて笑ってるバンドでいたいな!!



<MOSHIMO/岩淵紗貴>

◆紹介曲「調子どう?
作詞:岩淵紗貴・一瀬貴之
作曲:岩淵紗貴・一瀬貴之

◆メジャー 1st Full Album『化かし愛』
2021年8月4日発売
COCP-41503 ¥3,000( 税込 )

<収録曲>
01.化かし愛のうた
02.以心伝心ディストーション
03.獅子奮迅フルスイング
04.飛んで火に入る夏の虫
05.倦怠期
06.蜂蜜ピザ
07.青いサイダー
08.3年前に別れた彼はどっかの誰かと結婚したらしい。何とも言えない何とも言えない何とも言えない敗北感の歌
09.断捨離 NIGHT
10.侘び寂び 夜遊び 夏祭り
11.神様ちょっと
12.調子どう?