「死んだ女の子」は、トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットが、広島での原爆の悲惨さと戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって書き綴ったという作品。
その詩の日本語訳詞(訳詞:中本信幸)を歌詞として使用し、外山雄三が作曲。坂本龍一がプロデュースを手掛け、原爆投下から60年の2005年8月6日に広島の原爆ドームの前で行われた坂本龍一と元ちとせによる「死んだ女の子」のパフォーマンスが大きな話題を呼び、その年より期間限定で毎夏配信でリリースされてきた。
今年も、8月3日に全国放送となったNHK「いのちのうた2013」でも歌われるなど、終戦から68年が経ち、ますますたくさんの人の心に、この曲の強いメッセージが届いていくことを願う。