言葉の達人

SAKUSHIKA

 達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きしてご紹介して行くこのコーナー。
今回は、詩人として活躍されており、“森山直太朗”の楽曲を中心に作詞を手がけている
御徒町凧」さんをゲストにお迎え致しました。

RUCCA

代表作

さくら(独唱)」/森山直太朗
夏の終わり」/森山直太朗
※森山直太朗との共作

生きてることが辛いなら」/森山直太朗
」/中孝介
UTAO-UTAO」/V6

作曲論

音になった時に良いかどうか。

RUCCAさんに伺いました。
Q:
作詞家になったきっかけは?
A:

学生時代、友達とバンドを組んでオリジナル曲を作ったこと。

Q:
プロ、初作品について
A:

森山直太朗の「レスター」。

Q:
作品を提供したいアーティスト
A:

梅沢富美男さん。

Q:
あまり売れなかったが、私の好きなこの歌
A:

高田馬場文夫の『新宿迷子』。

Q:
なぜ「詩を書くことを選んだか」
A:

感覚が合っていたのだと思う。

Q:
プロの作詞家になりたい人へのアドバイスを
A:

作詞家にプロもアマもないと思うので、書くだけだと思います。

歌詞を見る

ある時、自分のうんこと目が合い、この詩をスケッチブックに書き留めておいたら、家に遊びにきた直太朗が、この詩を見つけ「曲になった」と言って歌いだした。

■私の好きなあのフレーズ

やっぱりお前はうんこだな

PROFILE

御徒町凧Kite Okachimachi

一九七七年生まれ、東京都出身。詩人。
これまでに第一詩集『人間ごっこ』(〇六年)、第二詩集『いつも、ミシン』(〇七年)、第三詩集『人に優しく』(〇九年)を刊行。また、〇九年から一〇年の月例朗読会での作品をまとめた、詩集『朗読会の記録(一)家具』、『朗読会の記録(二)道路』、『朗読会の記録(三)空気』も刊行している。
森山直太朗のほとんどの作品の共作者でもあり、〇八年に森山直太朗の楽曲『生きてることが辛いなら』で日本レコード大賞作詞賞を受賞。演出家としても森山直太朗のライブステージを構成・演出する他、〇五年に森山直太朗音楽劇劇場公演『森の人』、〇六年には「カイトボックス」名義で演劇舞台『なにげないもの』、十二年には森山直太朗劇場公演『とある物語』を作・演出。さらに〇九年『真幸くあらば』で映画初監督。同作は第二十二回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にノミネートされた。


御徒町凧のブログ

[近況報告]

森山直太朗
「生きる(って言い切る)」

UPCH-80412 ¥1,600 (tax out)
2015.9.9 Release

詩集「人に優しく」

ナナロク社 ¥1,500 (tax out)
2009年12月

詩集「朗読会の記録 (二)」

ナナロク社 ¥2,476 (tax out)
2010年12月

詩集「朗読会の記録 (三)」

ナナロク社 ¥2,476 (tax out)
2011年9月

【これまで登場した作詞家さん】