

「さよなら大好きだったよ」
2013.2.27 Release
告白は…しない…
草食系のソーシャルソング…?
"ポスト いきものがかり"とも言われる3人組ユニット、ケラケラが、2月27日、「さよなら大好きだったよ」でメジャーデビューした。歌ネットでは、このブレイク必至の新人ユニットをデビュー前からピックアップし特集掲載したところ、なんと、デビュー前の新人アーティストとしては初めてのこととなるデイリーランキング1位を記録!しかも、5日連続デイリー1位を続けるという異例の注目度!インパクトのあるアーティスト名に加え、「好きなのに言えなかったんだ…」ということを想起させるタイトルが、この卒業シーズンというタイミングにぴったりとはまった。
「さよなら大好きだったよ」作詞:ふるっぺ
さよなら大好きだったよ
ほんとに大好きだったよ
ずっと美しく綺麗な君を愛してた
さよなら大好きだったよ
これから先どんなときでも
君は君のままで
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恋愛とは極めて面倒なものだ。思うようにはいかないものだし、傷つくこともある。でも、そのリスクをとってアクションを起こすからこそ、リターンとして喜びを得ることができる。しかしながら、草食系と言われる人たちは、そのアクションを起こさない。「嫌われたら困るから」と臆病になり、だから「言えない…」という場合もあるが、どちらかと言えば「言わない…」という方が多いようだ。今の時代、恋愛にガツガツすることはスマートではなく、もはや草食系どころか絶食系に近い。
そういうことは何も男子だけに限ったことではなく、カレシよりも女子会、結婚願望はなし…、女性モバイルユーザーの半数以上が、恋愛シミュレーションゲームを利用したことがあるというデータもある。
もちろん、表面的にはそうであったとしても、その裏側には「本当は気持を伝えたい…」という感情も、人間である以上、当然ある。「さよなら大好きだったよ」の歌詞は、「伝えたい」とどこかで思いながらも、実際には「言わない」という選択をする多くの若者たちの共感を呼び、それがまたSNSなどを通じて共有されることにより、「自分だけじゃない…」という確認作業がなされ、安心感につながり、そしてまた、ネット上で無限に拡散してゆく…。