1960年代、岡林信康を象徴とする反資本主義・反戦争・反差別等のメッセージを持つ音楽として、フォークが関西を中心に、時代の若者の言葉を代弁するものとなる。この反体制主義のフォークに対して、社会的メッセージよりも個人の心を語る歌や恋人同士だけの貧しい暮らし(四畳半の部屋に同棲)の内容を歌った歌がヒットする。代表的な曲としては、南こうせつとかぐや姫の「神田川」や風の「22歳の別れ」、吉田拓郎の「結婚しようよ」などがあり、彼らの歌う曲を四畳半フォークと呼ぶようになった。生活派フォークまたは私小説フォークという呼び方もなされる。

日本のシンガーソングライターの草分け的存在で、当時まだまだマイナーな存在だったフォークを一気に日本の音楽シーンのメインストリームに引き上げ、また大規模なワンマン野外コンサートなどを企画、自ら出演。ヒット曲も多く、プロデューサー、レコード会社設立などのパイオニアとして、1970年代日本の音楽界に大きな影響力を与えた。
 

メンバーは南こうせつ、山田パンダ、伊勢正三の3人で、それぞれがメインボーカルとなる曲を持つ。『南高節とかぐや姫』という名前で、1971年にデビュー。翌年、グループ名を『南こうせつとかぐや姫』に改名。1973年9月、シングル『神田川』を発売。ラジオで流されると途端にリクエストが殺到し、最終的に160万枚を売り上げる大ヒット曲となる。
 




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