田舎町のうまい酒

西岡たかし

田舎町のうまい酒

作詞:西岡たかし
作曲:西岡たかし
発売日:2009/01/28
この曲の表示回数:9,697回

田舎町のうまい酒
田舎の町の寄り合い酒場
酔ったお客がくだを巻く
あーでもないとか こーでもないとか
酔ったいきおいぶちまけて
いつも話は行くあて知らず
うまい酒やら まずい酒

いつも近所で会うおやじさん
通り過ぎます しかめつら
声をかけても返事もなくて
言葉忘れた石地蔵
いつか話した居酒屋で
なぜか涙をためて呑む

つらい酒だと話す言葉に
俺の酒までつらくなる
長く苦しい戦地のはてに
帰国する日が近づいた
終るものとは思わず愛した
妻と二人の子供が居た

日本人ではなかったために
船に乗せてはやれなんだ
胸を引き裂く思い振り切り
別れたあの日がよみがえる
おやじボロボロ泣き出して
いつものニガ虫見せもせず

「つれて行って」と泣き叫んでた
幼い子供が目に浮かぶ
こんな惨酷な世の中が
「あっていいのか」と俺に聞く
今じゃ息子が店をやるけど
戦争だけはやりたくない

オヤジ涙を両手でぬぐい
さめたサカヅキ呑みほして
こんな話は多くあったが
わしは子供に申し訳がない
こんな人生やめてやろうと
何度思ったか数知れん

妻や息子にも話せなかった
つらい毎日送ってる
あんたにはじめて話すんやけど
子供にゃなんの罪もない
こんな世の中どこか狂っとる
これでいい訳あるはずない!

話終って少し黙って
店を出て行くおやじさん
肩の重みが少し癒えたか
うしろ姿に俺も呑む
いつも話は行くあて知らず
うまい酒やら まずい酒

田舎の町の寄り合い酒場
酔ったお客がくだを巻く
あーでもないとか こーでもないとか
酔ったいきおいぶちまけて
いつも話は行くあて知らず
うまい酒やら まずい酒
いつも話は行くあて知らず
うまい酒やら まずい酒

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