カラス

farefarad

カラス

作詞:袈裟丸祐介
作曲:袈裟丸祐介
発売日:2011/06/01
この曲の表示回数:7,545回

カラス
秋の夕暮れに吹き荒れる風
天辺は雲より高く
黒い羽根が陽を包み隠す
電線のバイオリン 奏でる嘆きの音

故郷にはもう戻れない
夢破れ今さら帰るなんて
他人にはどうでも良い僕のプライド
だけど想いだす懐かしいあの香り

旅立ちます忘却の空へと
涙枯らす流離い 大地の果てでいつか
煌いて 輝いて
生まれ変わることを願いたい

冷飯はそこらの腐った奴で
咎はない 自然の摂理
群衆がふざけた眼で石を投げてくる
存在理由なんて無関係 プライドは疾うに捨てた

幼い時の憧れってのは
社会の前じゃ唯の自惚れなんだ
それでも逃げず夢追った自分を責めるな
故郷は今でも迎えてくれるから

最初はこの身を恨んだけど
全て失ったって思い込んでいただけさ
僕には帰るべき場所があるんだ

旅立ちます望郷の空へと
涙枯らす流離い 大地の果てでいつか
煌いて 輝いて
夕暮れ迫る頃には帰るよ

茜色に染まる夕陽の真下
かあかあ影がそっと近づく

おかえり。

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