祈りの彼方

淡き空の間(はざま) ひとひらの花は零れ
舞い立つ金色(きん)の風に ひらり揺られ
何処へ向かう

廻り出す時代(とき)の歯車
絡み合う想い 追いかけて 手をのばす

織りなされる未来と過去の 変らぬ願いよ
どんな苦しみさえも超えて 彼方へ羽ばたける

碧(あお)き睛の底 一粒の雫 零れ
さざめく白銀(ぎん)の泉 ゆらり揺れて
何を映す

断ち切れぬ悲しみの連鎖(わ)と
忘られぬ罪の轍(わだち)を 今 解き放つ

この手の中に残る小さな希望のかけらよ
どんな過ちさえも 赦し合えると信じたい

誰かのために祈る想いが胸に残るなら
どんな過ちさえも 赦し合えると信じてる

綾なす虹の光
天に授かりし翼よ
想いの全て注ぎ
永久(とわ)に祈りを捧げよう
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