雨の翼

空を見る 見えない羽を広げ
目に映る 青い空から 通り雨が降る

君が心の欠片 探す時はボクも行く
だからそんなに強く 自分を責めないで

返して 返して もう一度だけと叫び
失くしたもの 声からして探す時は
ボクがいつでも翼になる 君の大きな翼になる

強がりで 不器用なところもあると
重ねた手だけで 何故だか気付いた

さみしい時はきっと ボクの代わりにこの雨が
君の涙をそっと 目立たなくしてくれるよ

嫌な事やつらい事も すべて過ぎてゆく
ほんの一瞬の風の様に 前を見れば少し長いけど
君の手を取り 明日の空へ発つ

その時はいつもより高く 空へ雲突き抜け 雨を見下ろした時に
何もない心に 花は咲いて咲き続ける ずっと咲き続ける

ふり返る時に落ちる涙さえも いつか きっと花を咲かせるのだろう
だからこの手を離さないで 決してつかんだ手は二度と離さないよ

二度と離さない
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