肌と雨

外は雨 降りやまない
一つになろうと動く雫で
窓に綺麗な川が出来
私はそれに見惚れてました

浅い息で君の肩が揺れているんだ

肌越しの会話憧れてた
君とふざけていたあの頃
ねぇ 神様 どうして
あのままではいられないの

叶えたいことなど
忘れてしまうけど
思い出すのはいつも雨だ
君の肌がそれに
濡れては光って見える
部屋の中にも今雨が降っている

機械が壊れてしまわぬよう
心臓が止まらないよう
二人の肌と肌が触れて
笑ったように見えたの
そばの机の上

思い出した!花の名は合歓る
×