making a bridge

旅は唐突に終わり
うとうとと天井を見る
自分の腕枕に眠る
綺麗な顔を見つめる

疲れの色が透けてる
なんとなく嬉しいような
虚しくなって目を瞑る
今一度思い浮かべる

君はその素敵なまつげで涙の川へ
橋をかけて
どこへも行けなかった僕を連れ出して

気付けば
いつからか歳を取ったみたい
飛べない鳥だと
すわろうの飛翔から目を背けていた

静かに身体を取り戻して朝が来る

違うところばかり数えることをやめて
橋をかける
こんなにもふたりは
明日を待ち焦がれる

気付けば
いつからか歳を取ったみたい
飛べない鳥でも
決められた天井の向こうの空に
憧れ 憧れ 憧れ
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