役者

愛の幕切れは 涙の数だけ
あんたの背中に 子守歌
芝居がかった ひとりよがりの
ふられ役なら 慣っこだから

ああ 女も淋しい 男も淋しい
抱かれて 抱いて 別れを重ねたら
幸福(しあわせ)を想い出と いつも引き換えに
泣くしか出来ない わたし役者だね

生きるだけならば カスミを食べて
明日もどうにか なるけれど
綺麗な時代は きっと短く
失すものだけ 多くなるから

ああ 女も淋しい 男も淋しい
心の傷を お酒で洗っても
悲しみをため息で いつも塗り換えて
泣くしか出来ない わたし役者だね

ああ 女も淋しい 男も淋しい
心の傷を お酒で洗っても
悲しみをため息で いつも塗り換えて
泣くしか出来ない わたし役者だね
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