雨夜譚~渋沢栄一伝~ (2024バージョン)

人の世は 志し杉の如く 葵は義を以って 花と咲く

雨の終わりの ひと雫
落ちて澱むか 利根の川
風は武州の 如月に
産ぶ声あげる 赤子あり
やがて白眉と 知る由もなし

時の流れか 世のさだめ
葵散っても 名を残す
天の使命と 心して
枯れ木に花を 咲かせたい
恩に背いちゃ 男が立たぬ

「男はいかに 丸くとも 角を持たねばならぬもの
金はボロに包んでも 金でもあるが
石は錦に包んでも 石のまま… 夢なき者は 理想なし
更に信念・計画・実行 成果なき者
幸福なし ゆえに 幸福求むる者は 夢なかるべからず
わが人生は 実業に在り」

明治維新の 幕開けが
八面六臂の 国づくり
明日の日本の 礎に
算盤弾き 大暴れ
雨夜譚に 我れ姿あり
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