津軽挽歌

津軽 津軽よ
津軽…

白い林檎(りんご)の 花が咲く
いつかふるさと 見せたいと
そんな言葉を 抱きしめる
津軽平野は ひとりきり
都会の暮らしを 抜け出し春を
訪ねる約束 なぜ消えた
あなた あなた 空から 見えますか
寒さが身を切る 津軽挽歌

遠くかすんで 岩木山(いわきさん)
ここであなたが 生まれたの
誰も知らない 土地(まち)なのに
津軽平野は やさしいね
愛して愛され ただそれだけの
ちいさな望みが なぜ消えた
あなた あなた 面影 追いかけて
風舞うばかりの 津軽挽歌

あなた あなた 空から 見えますか
寒さが身を切る 津軽挽歌

津軽 津軽よ
津軽…
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