Can't get over

精一杯の強がりと惨めさを詰め込んで
君に電話をかけたけど
虚しく響く 無機質な着信音が
鼓動みたいに鳴っているだけ

気づかないうちに君との距離は
言葉ひとつも届けられない
くらいになって今更嘆いて
その声を聞くこともできなくて

嫌なほどに考えて
これまでのこれからのことに押しつぶされていって
来るはずのない通知を
これからもこの先も待ち続けるつもり?
叶わないこの願いも 時効が来るんだろうか

冷え切った部屋にくぐもったノイズ音
僕の心情が投影されて
短く浮かぶ 無意識なその光景も
空想みたいになっていくんだろうか

気づかない様にひた隠すのに
言葉一つじゃ足りなくて
暗い想像に吐き気がするのに
そばに君がいないのはなぜ?

見飽きてきた悲しみも
これほどに膨らんで抱えきれなくなって
見限るほど救いようもない
想いもバカらしく大事にしてくんだろう

あの時の君の言葉は全部が嘘ではないのかな
泣きそうな顔をしてるのはなぜ
僕にとって死ぬほど大切だったみたいだ
さよならも言えずに

嫌なほどに考えて
これまでの君のことを嫌いになんてなれなくって
来るはずのない続きを
これからもこの先も待ち続けるつもり?
今更君を求めて
馬鹿らしくいじらしく意味のない言葉を並べて
届かないこの想いも
これからもこの先も抱えて生きるのか
惨めだってわかってるんだ
自業自得なんだろう
×