君は青空に似ている

助手席の開けた窓
潮風が近くなる
岬に続く道
走るシトロエン

この恋が終わるなら
今日までの思い出は
出逢ったあの場所の
幻でいい

「君は青空に似ている」 と
あなた いつも 言ってた
心の向うまで
愛が見渡せる
「君は青空に似ている」と
腕の中に抱かれて
自由を求め合い
雨雲を忘れてた

旧式のラジオから
流れてた天気予報
ノイズと交代に
事実を伝える

変わらないものなんて
この世には何もない
どんなに美しい
今があっても……

私は 青空だけじゃない
雨も雪も嵐も……
何んにも見えなくて
1人 泣いていた
私は 青空だけじゃない
愛し合っていたから
互いに思い込み
黄昏を忘れてた

「君は青空に似ている」 と
あなた いつも 言ってた
心の向うまで
愛が見渡せる
「君は青空に似ている」と
腕の中に抱かれて
自由を求め合い
雨雲を忘れてた

「君は青空に似ている」 と
あなた いつも 言ってた
こんなに悲しいと
雨は降るでしょう
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