二百円玉

二百円じゃ夜を買えない
二百円じゃ酔いも買えない
二百円じゃ君も買えないんだ
ボーッとする今何時くらいだろう
二百じゃお腹いっぱいにはなれないし
二百円だけでは

君のこと両手では愛せない
ゾーッとする妄想はもうやめたいけど

今夜だけは どうか隣で
目を覚ますから
笑いかけてよ、ほら

心と体通じ合ってさ
君の鼓動が聞こえる
よく分からない鳥の声と
新聞配達の音があれば
完成するんだ二人で迎えた
朝になる君はまだ知らないな
きっとただ
二百円玉握りしめただけの僕を

二百円でお金持ちになって
二百円で幸せになった
二百円くらいの夢を見てたんだ
ゾーッとするこんな時くらいはさ

君だけは どうか君はさ
冗談言って
笑いかけてよ、ほら

心と体通じ合ってさ
君の鼓動が聞こえる
よく分からない鳥の声と
新聞配達の音があれば
完成するんだ二人で迎えた
朝になる君はまだ知らないな
きっとただ
二百円玉握りしめただけの僕を
×