酔恋歌

2杯目のお酒を 無理にあおって
わざと酔ったフリで あなたに絡む
弱いのに飲むなと 止めとけと叱った
あの声が ただ恋しい
今も側にいるのに なぜかあなたが遠い
知らない他人と いるみたい
欲しい言葉は サヨナラじゃない
こっちを向いてよ
2杯目のお酒を 無理に飲んでも
あなたは戻らない

2杯目のお酒の 空のグラスが
通い慣れた店に ポツンと残る
手つかずのビールと 帰れない私を
あの人が 置いてった
だってあの日あなたが 急に逢いたいなんて
バカよね お洒落を してきたの
欲しい言葉は サヨナラじゃない
愛しているのよ
2杯目のお酒の 空のグラスが
にじんで揺れている

ここの店もそろそろ きっと終わる時間ね
待っても電話は かからない
欲しい言葉は サヨナラじゃない
一人にしないで
2杯目のお酒の 溶けた氷が
好きだとつぶやいた
あなたは戻らない
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