春は僕らを今

眠れない夜とか いくつもあって
たわいもないことでも 笑いあえた
当たり前みたいに過ぎる時間は
ほら かけがえないんだって
そう思った

別れの時、お前泣くなよと言って
バカにしてた僕らも
その時が来たね 胸に花付けて
溢れそうな気持ち 噛みしめる

微かに見える夢 希望 掴む日まで
一度と振り返らないよ
春は 春は僕らを今 離すけれど
また会うその時を待っている

諦めることが逃げることだって
そう考えてた 僕がいた
未熟さに気付かず 見栄を張る日々に
もう 終わりのチャイムが
鳴り響いた

大人になる その意味はなんだ
答えの無い問いに 戸惑う
雲の切れ間から 差し込む希望(ひかり)に
手をかかげて 走れ 今は

足りないものをひとつひとつ 学びながら
上がってく 人生の階段
消して 書いては また消した
そのノートは 無邪気な僕たちの宝物

これからの教科書は 自分で描き繋ぐもんだ
つまずいても また立ち上がってく
見たことない世界は どんな色してるの
僕のこの目で見たくて…

一期一会 出会うことで別れが来て
僕らは 涙するけれど
春は 春は背中をそっと押してくれた
だから大丈夫さ 間違っても

僕が 君が 笑う時を待っている
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