悲愛

鏡に映る 夕日の影に
沿わせるように ルージュを引いて
窓から見える 摩天楼にも
背中を向けて あなたを抱きしめる
いつだって 幸せなど
背伸びして 求めた訳じゃない
悲しすぎる愛を 行きずりと呼びましょう
涙隠して 交わし合うのよ
燃える口づけ

夜明けの空の 色を見たいと
一度もそれを 叶えられずに
帰らなくちゃと ボタンを掛ける
その仕草に 心が揺れている
ちょうどいい 幸せなど
私の他に ないはずなのに
悲しすぎる愛を 行きずりにしましょう
涙に濡れ 重ね合わすのよ
熱い唇

いつだって 幸せなど
背伸びして 求めた訳じゃない
悲しすぎる愛を 行きずりと呼びましょう
涙隠して 交わし合うのよ
燃える口づけ
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