時速1225km

時速1225kmで君に届けるこの想い

今朝も体は重く地球の重力が強くなってしまったかのようだ
問いかけへの反響を頼りにして 自分の定位を探してみた

飛び込んでくるホワイトノイズ
耳を澄ましたら微かだけど確かに聞こえたんだ
今さら「なんて言ったの?」なんて誤魔化すこともできないよね
だって もうこんなにも響いている

時速1225kmで君に届けるこの想い
今の君にはどんな風にこの歌が聞こえるのだろう
あの日よりもたくさんの意味が含まれている

今朝も息が苦しく地球の酸素量が薄くなってしまったかのようだ
減衰なき残響をよく聞いたら 自分の泣き声に似ていた

目の前にある現実は
あの日の理想と今どれだけ離れてしまっただろう
340m先に君がいるなら1秒後に
きっと これは伝わるはずなんだ

君が俯いた時のために用意してある言葉達
今の君ならどんな風にこの歌を読み解くのだろう
あの日よりもたくさんの力をくれるはず

その言葉に そのメロディに それ以上の意味を込めて
あの日 それは発せられて 君のもとへ 君のもとへ

時速1225kmで君に届けるこの想い

君がまた前を向けるように忍ばせてある物語
これから君はどんな風にこの歌を届けるのだろう
時速1225kmで君に届けるこの想い
僕のいないその世界でもこの歌が響くようにと
あの日 今の君のために作られた歌がある
あの日よりもたくさんの意味が含まれている
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