星空の酒

月のしずくが 一滴二滴(いってきにてき)
おちょこにこぼれて 渦を巻く
君の涙か 呼ぶ声か
今も心を しめつける
別れて一年 もう二年
逢いたい逢えない 星空の酒

ひとり手酌の 淋しさ辛さ
背広で隠して やせ我慢
ビルの谷間の 吹きおろし
やけに今夜は 身に沁みる
叱っておくれよ この僕を
逢いたい逢えない 星空の酒

夢を追う程 遠くへ逃げる
追わなきゃ この手でつかめない
君を迎えに 帰る日は
いつになるやら 叶うやら
忘れやしないよ 約束は
逢いたい逢えない 星空の酒
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