俺の花

風に吹かれて 飛ばされた
風花みたいに 散った恋
男ひとりの 旅まくら
濡らす夜雨に おまえが浮かぶ
俺の花 俺の花
せめて心の 庭に咲け

忘れられない 淋しさを
まぎらす夜更けの 旅の酒
馬鹿な男に 鷺草(さぎそう)の
白い花びら 静かに揺れる
俺の花 俺の花
せめて心の 庭に咲け
 
ほんの小さな 夢だって
いいのとすがった 細い肩
純なお前が いじらしい
どうか倖せ つかんで欲しい
俺の花 俺の花
せめて心の 庭に咲け
×