メルボルン特急

流れる雲の 影追い越して
風になるのさ 荒野の風に
許すことなく 忘れておくれ
つづく線路は オーストラリア
別れの言葉 汽笛に変えて
走り始めた メルボルン特急

あの頃見てた 夢など捨てて
ひとりぼっちを どこへと運ぶ
憎んでもいい しあわせになれ
季節なくした 砂漠の大地
夕陽が沈む その先目指し
走りつづける メルボルン特急

十字の星を 夜空ににらみ
祈る言葉も 浮かびはしない
痛みもすぐに 思い出になる
なにが待つのか 最果ての闇
くすぶる愛に さらばと叫び
走り去るのさ メルボルン特急
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