霞川

川の流れに 寄り添いながら
二人で歩いた 遊歩道
愛宕(あたご) おとうろう 茶摘みの季節
めぐり逢いたい もう一度
瀬音悲しい 霞川

桂橋から いっさん橋へ
瀬切れの河原に しのぶ貴方(ひと)
過去(こぞ)の思い出 心に続く
倖せでしょうか 気にかかる
あなた恋しい 霞川

誰を呼ぶのか 舞う水鳥の
鳴声(こえ)が尾を引く この胸に
日傘かわりの 姉さんかぶり
赤いたすきは 遠い夢
風も泣いてる 霞川
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