ゆめみるころがおわっても

ゆるして
あの日のこと
思い出すのが
こわいよ
過ぎ去った日々は瞬いて
とおい雲の向こう

気づかなかった
いろんなこと
かなしませたさ
たしかに
こんなに近くにいるのに
わかったふりをしない
ふたりの影

ゆめみるころがおわっても
きみがいつもどおりの帰り道を
笑ってゆければいいね
ぼくがそうさせるのさ
今度は

出逢ったままの
ときめきが
いまもぼくを助けるから
こんな暗い夜道も
歩いてゆける

忘れたかった
恥ずかしいこと
情けないね
この弱さが
姿や心が変わっても
そばにいたいさ
いつまでも

ゆめみるころがおわっても
ぼくらもらったことばを
思い出して
楽しく過ごせればいいね
これから
無理しないで

ゆめみるころがおわっても
今日はいつもどおりの帰り道を
いつもよりやさしい気持ちで
歩いて
あのころみたいに
×