アイドルになんて

大胆な太陽を溺れそうな青空が包む
高飛車な風が水平線の向こうから真夏を呼び込んでくる
海岸線で弾ける水しぶきが光に変わって
恋人達へと素敵な贈り物を届けているようだ

君とこの町を一緒に手を繋いで
歩いてみたかったな

アイドルになんてならなければ ずっと一緒に君といれたかな
こんな晴れた夏の日には 少し思ったりするけど
アイドルになんてならなければ 君にそんなこと言ったなら
きっと怒られるんだろうな わかっているよ だから言わないよ

儚げな砂浜を寂しそうにさざ波がなぞり
沈む太陽が水平線の向こうから星空のレースをかける

君とあの星を一緒に肩を寄せて
見上げてみたかったな

アイドルになんてならなければ ずっと一緒に君といれたかな
星に届きそうな夜は 少し思ったりするけど
アイドルになっていない自分を 時に考えたりしてみても
きっとどんな私よりも この私が素敵なはずなんだ

季節外れの通り雨 時に私を濡らすでしょう
少し雨宿りをしたら また出かけるからね

アイドルになんてならなければ ずっと一緒に君といれたかな
こんな晴れた夏の日には 少し思ったりするけど
アイドルというこの選択が 君へと繋がっていなくても
きっと後悔とかしない わかっているよ だから言わないよ

満天の星空が溢れそうな想い抱きしめる
次の日の光が水平線の向こうから照らすのは新しい私
照らすのは新しい私
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