女子大生怪盗キキの災難

自分の残高も知らずに金を使うのさ
結果は目に見えているけど
月末はまだ来ないけどこれだけで切り抜けるのさ

だけども誰にも言えない秘密が
ソワソワと顔を出すのさ
私は誰だ?
「怪盗、女子大生キキ!」

金をよこせと暴れまわる姿は
誰よりきっと醜かったのでしょう
神出鬼没、彼女のその姿は
誰も捕らえられずに逃がすでしょう

好きに遊び呆けていた
彼女には致命的に足りないものがあって
昼にゃ大学生をやってる
私には大事なことなの

けれども誰しもが抱えることで
今さら誰にも言えずに
俯いている場合じゃなくなってきてる!

単位をくれとぶん殴るその様は
傍から見ると余りに滑稽で
自由奔放、誰もを押しのけて往く
そのうちみんなから離れていった

僕の言葉を
僕の形を
僕の心を
奪わないでよ

今じゃ誰もが彼女に石を投げて
消えてしまえと畳み掛けるだろ
そこで彼女は反省するかと思いきや
阿呆な踊りを踊って挑発する
「ラランラーン、ラランラーラララン
アパパーパパッパーラパパー」
そうして今日も彼女は
昨日も見ずに 明日も知らずに
生きていくのでしょう
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